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風信子(ヒアシンス)の家
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風信子(ヒアシンス)の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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身近にいる人の気持ちを知りたいとき、ストレートに訊ねることができれば、何の問題も ありません。 でも、もしも、気持ちを知りたいのに、その人がいなくなってしまった後だった場合は、 どうすれば良いのでしょう? この本は、そんな悩みを抱えた人が、何とか故人の気持ちを知ろうとするお話です。 その内容は、 ある日、密室殺人事件の現場を再現した精巧なドールハウスが、神代教授の元へ届くこと から始まる表題の「風信子の家」。 心霊写真が発端となり、かつての教え子の夫の死の謎を解き明かす「夢魔の目覚める夜」。 自分の兄が自殺したことをどうしても信じることができない妹が、「他殺ではないか」との 疑いを胸に、関係者に話を聞いていく「干からびた血、凍った涙」。 神代教授の養い子の心の傷を少しでも癒すべく、ちょっとした計画をたてる書き下ろしの 「クリスマスは嫌い」。 かつての同級生の死因は自殺。その死に立ち会った5人の人間から、真相を聞き出す話の 「思いは雪のように降りつもる」 の5編からなっています。 少しだけ、心に重石が乗るような気持ちになりますが、それぞれの話の終わり方が、暗い ままではないことが救いです。 | ||||
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