シューマンの指

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評判

シューマンの指の評価:

3.74/5点 レビュー 110件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全144件 121〜140 7/8ページ
No.24
(5pt)

「死」と「狂気」が奏でる、危険なピアノの旋律

書店で見かけた美しい装丁に惹かれて購入。
語り部である「私」が受け取った、友人からの1通の手紙で幕を開けるストーリー。
友人からの手紙には、〜天才的なピアニスト永嶺が、失った指が再生されてピアノを独奏した〜とある。
「私」は、永嶺の再生した指に衝撃を受け、過去の記憶を語っていく。
永嶺は、ピアノの非凡な才能を持った、悪魔的に美しい怜悧な男子高校生。
読んでいるうちに、どんどん「私」が語る永嶺の魅力にひきこまれていく。
小説中の「運命に復讐する」という言葉が、強く印象に残った。
特に「幻想曲の夜」での、夜の闇の中、シューマンの妖しく美しい旋律と共に起こる殺人事件、ピアノの音色とプールに浮かぶ女子高校生の死体のコントラストの描写は、非常に耽美的。
「もしかしたら?」と思い描いていた二転、三転するラストも面白い。
本の装丁のイメージ通りの、美しく危険な香りのするミステリーだった。
この小説を上手く脚色して、映像化されたものを観たくなる。
美形の若手俳優が、永嶺役を演じたら、ブレイクするかもしれない。
もう一度じっくりと最初から読み返したいと、思わせてくれる作品に出会えた。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.23
(5pt)

ピアノで何故シューマンなのか?

週刊ブックレビューで中江有里さんと著者との対談を見て本屋さんに行きました。タイトルがうろ覚えだったので「ショパンの指」と思いこんで探し回ってしまいました。前半はミステリーというよりもクラシックの評論書か、或いはシューマンへのオマージュのようでした。音楽の知識に乏しい私がそれでも惹かれたのは、クリスタルのような透明感ある描写や乾いた肌触りの文体でした。
 物語の中央に据えられたのは「幻想曲ハ長調」です。でも作品の通奏低音は長調ではなく陰影の濃い短調です。そして何故シューマンなのだろうか?ピアノ曲ならもっと一般受けするショパンがあるのに、と思いつつ読み進むと最後にその疑問が解けます。ラストは、シューマンのような技巧者と言える作家の美学に幻惑されてしまった。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.22
(5pt)

ピアノで何故シューマンなのか?

 週刊ブックレビューで中江有里さんと著者との対談を見て本屋さんに行きました。タイトルがうろ覚えだったので「ショパンの指」と思いこんで探し回ってしまいました。前半はミステリーというよりもクラシックの評論書か、或いはシューマンへのオマージュのようでした。音楽の知識に乏しい私がそれでも惹かれたのは、クリスタルのような透明感ある描写や乾いた肌触りの文体でした。
 物語の中央に据えられたのは「幻想曲ハ長調」です。でも作品の通奏低音は長調ではなく陰影の濃い短調です。そして何故シューマンなのだろうか?ピアノ曲ならもっと一般受けするショパンがあるのに、と思いつつ読み進むと最後にその疑問が解けます。ラストは、シューマンのような技巧者と言える作家の美学に幻惑されてしまった。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.21
(4pt)

面白かったんだけど

音楽評論であり、シューマンへの信仰告白であり、青春小説の様でもあるミステリー
音楽と小説の素晴らしい融合にグイグイ引き込まれ、時間を忘れて読み耽ってしまう。

惜しむらくはラストのオチが途中で予想できてしまう事、
シューマンへの言及、音楽・人物・心理描写の巧みさと比べて
ミステリーの構築がちょっと弱かった印象がある。
ただ物語の主要素が分かち難く有機的に結びついている以上、
これは避けられないとも思う。

また普段ポップスしか聴かない人は、読み進めるのがキツイ箇所が
あるかもしれない、逆に音楽に多少の興味を持つ人には純粋な
読み物としての面白さに溢れた本だ。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.20
(4pt)

面白かったんだけど

音楽評論であり、シューマンへの信仰告白であり、青春小説の様でもあるミステリー
音楽と小説の素晴らしい融合にグイグイ引き込まれ、時間を忘れて読み耽ってしまう。
惜しむらくはラストのオチが途中で予想できてしまう事、
シューマンへの言及、音楽・人物・心理描写の巧みさと比べて
ミステリーの構築がちょっと弱かった印象がある。
ただ物語の主要素が分かち難く有機的に結びついている以上、
これは避けられないとも思う。
また普段ポップスしか聴かない人は、読み進めるのがキツイ箇所が
あるかもしれない、逆に音楽に多少の興味を持つ人には純粋な
読み物としての面白さに溢れた本だ。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.19
(2pt)

装丁は素晴らしいが・・・。

書店で見て、装丁の良さにひかれて購入しました。
初版本は帯も美しいですが、それ以降は別な帯になるようで、少し残念でした。

他の方のレビューではいいこと書いてありますが、
ピアノを全然ひいたこともなく、クラシックに詳しくもない
自分にとっては
全然わからないことも多数あり、
楽しめなかったな〜
と正直、思います。

ピアノを小さい頃からやっている友人にも読んでもらいましたが、
正直よくわからない・・・というのが感想でした。

ただ、最後の結末の衝撃はかなりのものがありました。
途中読むのをやめようかな〜とも思いましたが、
最後の結末を読んで、
買ってよかったと思えました。

構成がいいと書いてありましたが、
主人公が記憶をたどっていく
という形式の小説なので、話がとんでいる
感じがしました。

これは、自分の主観的な感想ですが
全体的に文章が陰っているとゆうか
暗いというか、
そんな印象がありました。

ピアノを弾いたことがない人にとっては
買ってもあんま楽しめないとは思いますが、
買って最後まで読んだなら、
「よかった〜」って思えると思います。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.18
(2pt)

装丁は素晴らしいが・・・。

書店で見て、装丁の良さにひかれて購入しました。
初版本は帯も美しいですが、それ以降は別な帯になるようで、少し残念でした。
他の方のレビューではいいこと書いてありますが、
ピアノを全然ひいたこともなく、クラシックに詳しくもない
自分にとっては
全然わからないことも多数あり、
楽しめなかったな〜
と正直、思います。
ピアノを小さい頃からやっている友人にも読んでもらいましたが、
正直よくわからない・・・というのが感想でした。
ただ、最後の結末の衝撃はかなりのものがありました。
途中読むのをやめようかな〜とも思いましたが、
最後の結末を読んで、
買ってよかったと思えました。
構成がいいと書いてありましたが、
主人公が記憶をたどっていく
という形式の小説なので、話がとんでいる
感じがしました。
これは、自分の主観的な感想ですが
全体的に文章が陰っているとゆうか
暗いというか、
そんな印象がありました。
ピアノを弾いたことがない人にとっては
買ってもあんま楽しめないとは思いますが、
買って最後まで読んだなら、
「よかった〜」って思えると思います。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.17
(5pt)

音楽と小説と評論がたのしめる。おすすめ。

こんな小説ははじめである。私にとっては、新鮮な印象が強いので、星5つとした。
小説でもあり、エンターテイメントでもあり、音楽評論でもある。
中で展開される音楽論自体もおもしろいし、テーマとなったシューマンの音楽も聞きたくなってしまう。
演奏される以前からある音楽、黒板に書かれる前からある三角形、そんな議論もたのしい。
推理小説としても、推理が興味深い。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.16
(5pt)

音楽と小説と評論がたのしめる。おすすめ。

こんな小説ははじめである。私にとっては、新鮮な印象が強いので、星5つとした。
小説でもあり、エンターテイメントでもあり、音楽評論でもある。
中で展開される音楽論自体もおもしろいし、テーマとなったシューマンの音楽も聞きたくなってしまう。
演奏される以前からある音楽、黒板に書かれる前からある三角形、そんな議論もたのしい。
推理小説としても、推理が興味深い。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.15
(5pt)

何の本かも知らず.....

何の本かも知らず、ただ手にとって読み始めたが止まらなくなってしまった。小説は苦手だと自認していたが、前書きも後書きも、もちろん解説もない本なのにどんどん引き込まれて自分としては驚きの二日で読み切ってしまった。音楽に疎い読者ですが、シューマンを掘り下げた内容+展開予測不能なミステリーで、あーこんなにおもしろい分野もあるのかと、著者のこれまでの作品にも食指を伸ばそうかなと思う。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.14
(5pt)

何の本かも知らず.....

 何の本かも知らず、ただ手にとって読み始めたが止まらなくなってしまった。小説は苦手だと自認していたが、前書きも後書きも、もちろん解説もない本なのにどんどん引き込まれて自分としては驚きの二日で読み切ってしまった。音楽に疎い読者ですが、シューマンを掘り下げた内容+展開予測不能なミステリーで、あーこんなにおもしろい分野もあるのかと、著者のこれまでの作品にも食指を伸ばそうかなと思う。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.13
(5pt)

青春小説!

他のレビュアーが充分誉めてるので、敢えて書く意味はないんですが、読後の喜びを書かずにはいられませんでした。

シューマンを採り上げたのが絶妙ですし、若いピアニストの魅力というのも最近なら辻井伸行、ちょっと古くはブーニンなど、共感しやすいところ。「クラリネットの名手」とか言われても素人には良さがわからないのに、ピアノはなぜか、素晴らしさが伝わってくるのは不思議ですね。

著者はかつて葦と百合 (集英社文庫)などで成功をおさめたミステリーの魅力と、その言葉を (集英社文庫)以降なかった青春小説の味わいで、観念的な音楽論を魅力的な小説に仕上げました。前作神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件は誰も読まないような作品でしたが、本作はちょっとクラシックが好きな人なら楽しめる、広く読まれていい出来です。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.12
(5pt)

青春小説!

他のレビュアーが充分誉めてるので、敢えて書く意味はないんですが、読後の喜びを書かずにはいられませんでした。
シューマンを採り上げたのが絶妙ですし、若いピアニストの魅力というのも最近なら辻井伸行、ちょっと古くはブーニンなど、共感しやすいところ。「クラリネットの名手」とか言われても素人には良さがわからないのに、ピアノはなぜか、素晴らしさが伝わってくるのは不思議ですね。
著者はかつて葦と百合 (集英社文庫)などで成功をおさめたミステリーの魅力と、その言葉を (集英社文庫)以降なかった青春小説の味わいで、観念的な音楽論を魅力的な小説に仕上げました。前作神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件は誰も読まないような作品でしたが、本作はちょっとクラシックが好きな人なら楽しめる、広く読まれていい出来です。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.11
(5pt)

耽美とは、まさにコレ

途中でやめる事ができず、徹夜で一気読みしました。
たった今読み終えたばかりですが、いやあ、まるでゆっくりと冷たい海の底に墜ちていくように陶酔してしまった。
私はクラシック音楽に関しては全くの門外漢で、ごく一般的な知識しかない。でも、演奏家として音楽を愛し、全てを捧げ、そしてその音楽に翻弄され裁かれる、甘美でありまた残酷でもある宿命というものを、登場人物たちを通して共感する事ができたような気がする。
少し古風で格調高い文体と耽美的な世界観に酔いしれながら読み続けた先に用意されていたクライマックスはもう本当に美しい。体から力が抜けてしまうほどだ。
中盤からミステリーの要素が入り物語は展開していくが、ただ、三段落としのどんでん返しにしなくても良かったのではないかと思ってしまった。いくつものどんでん返しがなくとも十分読み応えと満足感を得られる作品だと思うのだが。
いずれにせよ、本を読んで、絵画作品を見たときのようにダイレクトに心に響く美しさを感じたのは久しぶりだった。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.10
(5pt)

村上春樹の100倍面白い

何気なく床屋さんに置いてあった某雑誌の書評を見て買ったのですが、本当に面白い、文章の構成力とシューマンの音楽に対する的確な批評。シューマンは音楽評論家としても活躍していたのですね。彼の評論書簡集を前もって読んでたらおもしろいかもしれない。と知的好奇心の膨らむ本でした。とにかく1Q84なんかどこがおもしろいんかしらんと思える程のすばらしい構成力と知的好奇心を満足させてくれる一冊でした。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.9
(5pt)

耽美とは、まさにコレ

途中でやめる事ができず、徹夜で一気読みしました。
たった今読み終えたばかりですが、いやあ、まるでゆっくりと冷たい海の底に墜ちていくように陶酔してしまった。
私はクラシック音楽に関しては全くの門外漢で、ごく一般的な知識しかない。でも、演奏家として音楽を愛し、全てを捧げ、そしてその音楽に翻弄され裁かれるという、甘美でありまた残酷でもある宿命を、登場人物たちを通して共感する事ができたような気がする。
少し古風で格調高い文体と耽美的な世界観に酔いしれながら読み続けた先に用意されていたクライマックスはもう本当に美しい。体から力が抜けてしまうほどだ。
中盤からミステリーの要素が入り物語は展開していくが、ただ、三段落としのどんでん返しにしなくても良かったのではないかと思ってしまった。いくつものどんでん返しがなくとも十分読み応えと満足感を得られる作品だと思うのだが。
いずれにせよ、本を読んで、絵画作品を見たときのようにダイレクトに心に響く美しさを感じたのは久しぶりだった。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.8
(5pt)

村上春樹の100倍面白い

何気なく床屋さんに置いてあった某雑誌の書評を見て買ったのですが、本当に面白い、文章の構成力とシューマンの音楽に対する的確な批評。シューマンは音楽評論家としても活躍していたのですね。彼の評論書簡集を前もって読んでたらおもしろいかもしれない。と知的好奇心の膨らむ本でした。とにかく1Q84なんかどこがおもしろいんかしらんと思える程のすばらしい構成力と知的好奇心を満足させてくれる一冊でした。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.7
(5pt)

Wish I Could Give it Ten Stars!

シューマンの魅力を、ここまで正確に、文章という形で伝えることに成功している本を他に知りません。永嶺修人の口を通して語られるシューマンは、まるで演奏を聴いているかのような錯覚さえ起こします。読んでいると、シューマンの音楽が聴こえてきます。前作の「神器」をどうしても楽しめなかった自分にとって、今作は至福のギフトでした。ひとことで「面白い」です。奥泉氏にはかれこれ20年ほど前、大学で英語を習っていたのですが、そのころから授業中にシューマンの話なぞしておりました。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856
No.6
(5pt)

Wish I Could Give it Ten Stars!

シューマンの魅力を、ここまで正確に、文章という形で伝えることに成功している本を他に知りません。永嶺修人の口を通して語られるシューマンは、まるで演奏を聴いているかのような錯覚さえ起こします。読んでいると、シューマンの音楽が聴こえてきます。前作の「神器」をどうしても楽しめなかった自分にとって、今作は至福のギフトでした。ひとことで「面白い」です。奥泉氏にはかれこれ20年ほど前、大学で英語を習っていたのですが、そのころから授業中にシューマンの話なぞしておりました。
シューマンの指 (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (100周年書き下ろし)より
4062163446
No.5
(5pt)

子どもの頃からピアノを弾いていた人へおすすめ

面白かったです。いっきに読んでしまいました。
ただ、この本は、自分自身でピアノや楽器を弾いたことのある人好みだなあと思います。
なぜなら、かなり専門的な話がでてくるし、シューマンの曲がピンとこないと話にはいりこめないと思うからです。
特に、本格的にクラッシックを志していた人には、ああ、そうそう!と思うことがたくさんあるはず。
ストーリー、最後にそうくるか?!という展開で、このあと、どうなったんだろう?と色々と考えてしまうラストシーンでした。
シューマンの指 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: シューマンの指 (講談社文庫)より
4062773856