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ドグラ・マグラ



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ドグラ・マグラの評価: 3.96/5点 レビュー 504件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全349件 341~349 18/18ページ
No.9:
(5pt)

夢か現か

夢か現か、という言葉がそのまま当てはまるような奇書である。思うに怪奇小説や幻想小説というのは、本書のような「しかけ」があって始めて成立するのかもしれない。読者を引き付けずにはおかない文体、奇妙だが読者を迷い込ませるような物語構成、どれも天才的な仕事である。
 途中中だるみする感はあるが、しかし本書の独創性と、後世に与えた影響を考えれば、それはまあ良しとしようかなくらいに思ってしまう。これが稀に見る大作か、はたまた問題作かは読者が自然と感じ取るだろう。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.8:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

世界文学の最高峰

 日本から生まれた文学で唯一の、世界遺産とも呼べるべきスケールと独自性を持った作品。ドグラマグラにおいて体現されている思想の普遍性はドストエフスキーに匹敵する。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.7:
(5pt)

いやー

賛否両論あるようだがかなり面白かった。確かにあらゆる視点や考えからすると頭がおかしくなりそうなほど混乱をきたす。と言うわけで私は此れをおおまかに進めていって理解していったわけです。しかしここまで面白いことを考えれる作者はそうそういないと思う。まさに夢想家。まさに夢野久作である。表現がそして面白い。これは文で表現しきれないので是非読んで欲しい後半は少々グロイ表現もあるので、そういうのが苦手だと言う人にはお勧めしない。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.6:
(5pt)

単行本を購入して家宝にしましょう。

日本三大奇書の1冊。10人が読んだら10人が違った感想を持つといわれる奇書、というより怪書。ハマり込んだら最期、アナタの正気は瓦解する。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.5:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

何度も読める作品

私が大学のころだからかれこれ15年前くらいに映画化されたものである。映画化されたと聞いた時には、どうやって裏切らずやってくれるのだろうと。期待は役者にも裏切られない珍しいものだった。本は完璧なくらいの目に浮かぶような文体である。夢野の中では「あやかしの鼓」も大好きだがこれだけの長編を飽きさせる事の無くかけるのはすばらしい。いつまでも読後、スカラカチャカポコと頭でなっているのは私だけではないだろう。一読をお勧めします。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.4:
(4pt)

言わずと知れたドグラマグラなど

ドグラマグラを読むだけでも他の文庫で買うよりも値段が安くすむ。その上、「氷の涯」という名作まで読めて満足度大。「氷の涯」は、とにかくラストシーンのためだけにも読む価値がある。
日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))Amazon書評・レビュー:日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫(400‐4))より
4488400043
No.3:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (10件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する※削除申請(10件)

堂廻目眩(上)

夢野久作最後の作品であると同時に、夢野文学の最高峰をなす傑作。探偵小説としての枠組みを軽々と超え、読者を倒錯観念の世界へと導く。幾重にも折り重なったプロットの帰結するところは、まさに出口のない円環・「堂廻目眩」である。上巻には話の始点であり終点である「巻頭歌」と物語の中枢をなす論文「胎児の夢」が含まれている。
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)より
4041366038
No.2:
(5pt)

唯物科学の牙城を崩す精神科学の栄光を称える奇書(表向き)

口語体・文語体・漢文等を始めあらゆる文体が出てくるだけではなく、それぞれの文体で書かれる内容ごとにそれぞれ一冊の本になるだけのボリュームを持ったまったひたすら濃い&濃い内容の探偵小説(表向きは)。エロ・グロ・ナンセンスの時代世相を背景にした当時にありながら、現代的な遺伝学的観点を主眼にして独自の論理構成を展開しつつ、聊齋志異顔負けの中国ロマンスを道具立てに耽美と怪奇の極みを尽くす。本書を理解するには浅薄な教養ではなく、最低限度の中国古典や歴史等の教養を望みたい。勿論、優れた作品であるが故、それが無くても楽しめてしまうのだが・・・。本歌取りではないが、あちこちに暗示してあるしかけにいくつ気付けるか? それも含めて味わえば、貴方の頭から、この作品は離れなくなってしまうかもしれない。この本を手にとった瞬間、貴方の正気は崩壊する。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762
No.1:
(5pt)

時間を敵に回した恐るべき奇書

日本3大奇書の1つとして掲げられる奇書。 読者は読めば読むほど、自分はどこを読んでいるのかが 分からなくなり、挙句の果てには、いつの間にか自分が 本の中の登場人物の一人になっている錯覚を起こす。 これを読むものは誰でも1度は精神に異常を来たすと呼 ばれる怪著である。
ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)Amazon書評・レビュー:ドグラ・マグラ (ハヤカワ・ミステリ 276)より
4150002762

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