■スポンサードリンク


果断: 隠蔽捜査2



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
果断―隠蔽捜査〈2〉
果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)

果断: 隠蔽捜査2の評価: 7.89/10点 レビュー 9件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.89pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

理想の上司!

前作で警察庁総務課長から大森署に左遷された東大卒の元スーパーエリート・竜崎が、海千山千の部下を率いて人質立てこもり事件に挑む。
警察内部のドロドロした腐敗を描いた前作に比べ、本作のほうがスピード感、ミステリとしてのロジックにも優れている。前半のサスペンスフルな展開に圧倒されてつい見逃してしまうが、犯人の不可解な行動については思わずあっと言わされてしまう。そして真犯人を追いつめていくクライマックスの臨場感。一流の警察小説でもあるが、ミステリとしても一級品。
また、個性的な部下たちやおっかない上役など、個々のキャラクターも魅力的に描かれている。特に竜崎の奥様と息子の意外な一面はちょっと笑える。奥様に頭を下げたり、息子とアニメの話をしたり、本作では竜崎と家族との絆が随所に描かれており、家庭人としての竜崎に親近感を覚える。1作目の冒頭で感じた鼻持ちならないエリート感はここへきてほぼ皆無となり、有能で冷静でありながら、どこか熱いものを秘めた「現場の警察官」としての竜崎に、理想の上司像を見たりするのである。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

ショボタン
UORQC5SN
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

果断 隠蔽捜査2の感想

隠蔽捜査シリーズ2作目。
相変わらず面白い。
前作よりもミステリー度が更に上がっています。
ただこの作品の魅力は描かれる登場人物の掛け合いと心理描写にあります。
特に主人公竜崎の魅力が半端ないです。
正直ミステリー要素がなくても十分楽しめる警察小説であるうえ、ミステリーも同時に楽しませてくれる素晴らしさです。
しかし作者は本当によくこのような主人公を思いつきましたね。
竜崎の虜になってしまっている私です。
嫁さんかっこ良すぎでしょ。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

果断 隠蔽捜査2の感想

面白かった。翌日が仕事なのにもかかわらず、夜中まで一気に読み進めてしまった。
相変わらず、いい意味でイマドキではなく、一見鼻持ちならない竜崎のキャラクター(作中での竜崎が語る日本の教育論は非常にクセがあるものの素直に頷ける)。ほかのキャラクターも魅力的(妻は強し!)。
今回は1作目と異なり、ミステリー要素も楽しめる。非常に読みやすいので、いわゆる警察小説が苦手な方にもオススメ。
それにしても、竜崎があのアニメを観て感動するとは・・・笑

こじたん
87SP5RC5
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

2作目も面白かった。

前作が面白かったので続けて読みました。

職場や仲間が変わったとしても、
主人公の竜崎は警察庁の頃と変わぬ姿勢で我が道を淡々と突き進んでいきます。
周りからは変人扱いされても、正しき事を行っている竜崎に
やがて人々が付いてくる姿がとてもカッコ良かったです。

早々に立てこもり事件が解決しますが、
そこから話が尾を引き事件の全貌が明らかになる展開も見事でした。

読み始めたら最後まで一気読みさせられる小説でオススメ。

egut
T4OQ1KM0

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!