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クライマーズ・ハイ



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【この小説が収録されている参考書籍】
クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイの評価: 7.60/10点 レビュー 10件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.60pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

クライマーズ・ハイの感想

一気に読みました。
読後感は超スッキリです。

呑んだくれ
P3S7II56
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

クライマーズ・ハイの感想

日航ジャンボ墜落事故の全権デスクに任命された一人の新聞記者の物語である。
事故当時まさに地元群馬上毛新聞の記者であった作者にとっては、渾身の作品である事は間違いないし、リアリティの高さも保証付きである。

新聞社内部の喧騒、上層部との衝突、派閥争い、出世を巡る汚い嫉妬・裏工作・足の引っ張り合い。
そして、汗臭く、怒号が飛び交う、そんなまさに男の職場における1分1秒を争うスクープ争い。
その臨場感や半端なしで、終盤まで読み進めた時点で、ここまで僅か1週間しか経過していないと驚かされるその密度の高さも凄い。

ある意味特殊な世界と言えるが、新聞社も、会社という1つの社会である限り、否が応でもそこに存在する大人の事情。
主人公は、40過ぎの仕事人間であるが、衝突で潰されたり、攻め時を間違えたり、駆け引きに負けたりする。
時に怒り、時に迷い、そして傷つき、目の前の高い壁を前にしてもがき苦しみますが、しっかり向き合っています。
そこには高いリアリティを感じますし、同年代の社会人にとって「わかる、わかるぞ」とその人間臭さにシンパシーを感じずにいられません。
仕事のみならず、家族、仲間との関係・苦悩もしっかり描けている点が、更に主人公に対する好感度を上げていますね。
「男の人生」を謳歌している主人公が羨ましかったりもします。

特に男性に読んでもらいたい作品ですね。

梁山泊
MTNH2G0O

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