オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【ロス・トーマス】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
狂った宴の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.00pt
絞込み:
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
こんな初期作品が邦訳されただけで幸せ
巨匠の初期も初期、1967年に発表された長編第2作目。アフリカの小国の首相選挙に駆り出された選挙コンサルタントと広告マンがあらゆる手段を講じて狙い通りの結果を引き出そうとする、寓話的コン・エンターテイメントである。選挙コンサルタントと広告マンの二人が、イギリス連邦から独立しようとする小国を引っ掻きまわす様相には、「五百万ドルの迷宮」などの後期作品につながるスケールの大きなコン・ゲームもの(大ボラもの)の萌芽が感じられる。ただ、絶頂期の作品に比べると暴力、仕掛けの巧妙さ、サブストーリーのユニークさなどの点で力不足。それでもロス・トーマスらしさは十分に味わえる。登場人物の関係が分かりやすいのも良い。コン・ゲームとしても、政治エンタメとしても完成度は高くないが、歴史的価値でロス・トーマスファンには喜ばれる作品と言える。
巨匠の初期も初期、1967年に発表された長編第2作目。アフリカの小国の首相選挙に駆り出された選挙コンサルタントと広告マンがあらゆる手段を講じて狙い通りの結果を引き出そうとする、寓話的コン・エンターテイメントである。
選挙コンサルタントと広告マンの二人が、イギリス連邦から独立しようとする小国を引っ掻きまわす様相には、「五百万ドルの迷宮」などの後期作品につながるスケールの大きなコン・ゲームもの(大ボラもの)の萌芽が感じられる。ただ、絶頂期の作品に比べると暴力、仕掛けの巧妙さ、サブストーリーのユニークさなどの点で力不足。それでもロス・トーマスらしさは十分に味わえる。登場人物の関係が分かりやすいのも良い。
コン・ゲームとしても、政治エンタメとしても完成度は高くないが、歴史的価値でロス・トーマスファンには喜ばれる作品と言える。