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潔白



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【この小説が収録されている参考書籍】
潔白
潔白 (幻冬舎文庫)

潔白の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

潔白の感想

DNA鑑定が信用に足りない時代の話で、それによる冤罪をテーマにした作品です。
しかも、死刑が執行された後の事であり、そんな冤罪をめぐる検察と、無念な死を遂げた父の汚名を晴らさんとする娘の戦いを描いた作品です。
高野和明氏の「13階段」とは、死刑執行前か後かの違いがありますが、こういう作品を読むと死刑判決ってやつの重さを感じますね。
読み応えがある作品です。

日本では、起訴された場合、その有罪率は99%を超えるらしい。
起訴、不起訴のふるいをかけるのは検察であり、要は検察が有罪だと判断したら、いくら無罪を主張してもその判決が覆される事はまずない事をその数字は示している。
ただ、こういう作品が世に数多く出ている事自体、検察の捜査能力に疑問を抱き問題提起したいと考えている人も少なからずいるのだろうなと想像してしまいますね。

梁山泊
MTNH2G0O

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