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(短編集)

アフリカの爆弾



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アフリカの爆弾の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

寒い星から帰ってこないスパイ

本書「アフリカの爆弾」に収録されている作品です。
題名だけはジョン・ル・カレの名作のパロディですが、内容は全く関係ありません。
ある会社員が、上司に簡単な仕事を頼まれて寒い星へ出かけなけらばならなくなるのですが、主人公はスパイにあこがれており、上司の指示をすべてスパイ活動をして来いという暗示と解釈し、頓珍漢な冒険が始まります。
ただのうっかり者の勘違い小説とも読めるし、スパイ小説にありがちな、大事なことは明示的に話さずすべて暗示して匂わせるという手法を皮肉った小説とも読めるのですが。
文学部唯野教授で記号論、解釈学、現象学を見事に論じた筒井康隆です。もっと深いでしょう。テクストに対する読みと深読みもテーマです。

absinthe
BZLMTCHK

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