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四段式狂気



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【この小説が収録されている参考書籍】
四段式狂気 (角川ホラー文庫)
四段式狂気 (TO文庫)

四段式狂気の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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(7pt)

四段式狂気の感想

個人的には掘り出し物作品。ぐちゃっとしたホラーを読もうと思って手に取ったら、パズル仕掛けのミステリ小説だった。ジャンルはホラーなんですけどね。これは求めるものと結果が違うので好みが分かれそうな作品だなと思いました。個人的には巧みでアリです。

タイトルにある通り4章仕立ての四段式の狂気を描くホラー。第1幕はストーカーの常識が通用しない思考回路の狂気。いやーなんていうかパターンが見える。見え見えなので人によってはここで評価がガクンと下がるかも。が、これは狙ってやっているのか、このあと続く次章で物語が変容しだして、そうきたか。と驚かされる。緩急の刺激が効きました。

ネタバレではないセリフの引用で、『都合のいいように狂った』と例えがでるのですが、この言葉は正に本書の作りに感じます。『狂気』という感性が仕掛けのピースとなっているのが巧い。
なんとなく昭和のおどろおどろしい時代の作品なら本書は名作に成りえた気がするのですが、現代風のテイストになると何故か怖くない軽いホラーになっているのがもどかしい所。
パズル的な仕掛けを味わうホラーでした。

▼以下、ネタバレ感想

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