戻り川心中
評判
戻り川心中の評価:
7.60/10点 レビュー 10件。 A ランク
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全8件 1〜8 1/1ページ
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戻り川心中の評価:
7.60/10点 レビュー 10件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
短編集である。
当サイト内で偶然に見つけ手にする。著者初読み。
大正から昭和初期にかけての動乱期に、男女が織りなす綾を描いた小説。
ミステリー小説らしからぬ格調高き文体で、文学的に書かれてはいるが、これは歴然としたミステリー小説である。
特に表題の短編「戻り川心中」では、冒頭での歌人「苑田岳葉」についての解説が、まるで実在する歌人であるかのように描かれ、騙し絵のように騙される。
「ひと枝の花をかたみに逝く春を雲間のかげに送る夕月」…ただ初期の作品は、表面的な物象にとらわれ、才に溺れすぎ、現在では大した評価を受けていない。
うーん、著者が詠んだ作中歌なんだ。そしてそれを著者自身で解説する。
「明日はまた涸れぬ命をつかの間の朝陽に結び蘇る花」「世の中は行きつ戻りつ戻り川 水の流れに抗ふあたはず」
こんな感じで、なかなか本格的。著者紹介に早稲田大卒と書かれていたので、Wikiで調べてみたら文学部ではなく政経学部卒なんですね。意外でした。
▼以下、ネタバレ感想