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(短編集)

教場



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【この小説が収録されている参考書籍】
教場
教場 (小学館文庫)

教場の評価: 7.29/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.29pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

教場の感想

テンポが良かった
最後、もうすこし毒があっても良いかも

mick
M6JVTZ3L
No.1:
(6pt)

教場の感想

警察官になる前の、警察学校が舞台の連作短編集。どんな思いで警察官になろうとするかは人それぞれだと思いますが、本書に登場する人物達やエピソードが陰湿で暗い。相手を利用したり騙したり陰口やらで足を引っ張り合う。仕舞には退学や傷を負ったりとする訳で、厳しい所なのは伝わりましたが、これから警察官になろうとする人たちが舞台の警察学校において本書の内容はいかがなものかと思いました。

新しい警察小説としてPRされてますが、警察学校の舞台と内容の組み合わせが今までやらなかっただけで、
囚人達が更生して行く舞台の方が合っているような複雑な心境になりました。

ただ、感情的な好みの点はおいておいて、
警察学校の舞台を活用した、職務質問の実習内容や、拳銃の考え、書類、日誌などの制度を元にした物語の作りは良かったです。
他のミステリに登場する警察官達も、こういった警察学校を卒業していると思うと違う見方に変わります。

他の本の話になりますが、ミステリでスパイ養成学校を舞台にした柳広司『ジョーカー・ゲーム』と言う作品があるのですが、こちらは一種ファンタジーのような無関係な舞台のスパイの場を使う事で、場の疑問は感じさせず、厳しさや頭脳的な要素に専念できました。本書は警察官という現実的な存在を扱った為、仕掛けの面白さ以外に、日本の警察はどうなの?と、違うノイズを感じてしまった事が個人的に好みとは違った次第です。

egut
T4OQ1KM0

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