最近は綾辻さん絡みの話題があまり出てこなくなった。
単行本では「人間じゃない」が発売されて以降、音沙汰が無い。
館シリーズは奇面館で９作目まで終了後、１０作目の執筆が進んでいるのか、状況は見えない。
奇談集の続々の文庫化を待ち望むも、情報は入ってこない。
そして、このAnotherシリーズもスピノオフ的なエピソードSは続きがありそうな感じで物語は終わる。
実際、巻末の解説で続きがあるよと綾辻氏自身が解説をしている。
皆様が読むことで続編の実現性は高まるであろう。

ここまで読むと、綾辻氏の文庫本は完遂してしまうので、氏フリークスが離れていまうのが気掛かり。
いつまでも氏の作品で騙され続けたいので、綾辻さん、今後も宜しくお願いします。

シンプルなお話ですが、鳴ちゃんファンにはたまらない一冊。
ラストはちょっとだけ泣けます(;_;)
続編超希望。

いやぁぁぁ、とても面白かったです。
まだ[Another]を読んでいない方は、まず[Another] 読んで、それからこの本 [Another Episode S]を読んでください。（ではなかったら、いろいろなことを理解できなくて、それにネタバレもありますから）
内容には、ヒロインの見崎鳴が、別荘へ行った時にある奇妙なことを、榊原(同級性)に伝える話です。それはもうひとりの[さかき]の幽霊と付き合って、彼の死体を探します。
読む途中で、「ん？予想とおり終わるのかなぁ」と不安して、がっかりしそうだが、[Sketch 8編] に真実が見えそうで、びっくりして、そこから最後までとめられませんでした。この話は死体を探すだけではなく、もうひとつの[Another]に相応しいと思います。やっぱり、綾辻先生はすごい！がっかりさせることなんてない！

あとがきには、綾辻先生がこう書いてある「（Another)についてはさらなる続編の構想（妄想）がいくつかある、いつどれを書くかは確言できないが、実現の期待についてはやはり、読者のみなさんのご要望次第、というところも多分にあるだろう。あとは僕の気力と体力の問題、か。」

だそうです。なので、みなさん [Another Episode S] を読んで、人気に至るまで、この本を友達とか、誰さんとか、おすすめしてくださいね！次の [Another]を楽しみにしてます！