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誘拐



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【この小説が収録されている参考書籍】
誘拐
誘拐 (双葉文庫)
誘拐(新装改版) (双葉文庫)

誘拐の評価: 7.14/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.14pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

誘拐の感想

総理大臣の娘を誘拐する器には到底思えない主人公。
更に明確にされていない動機といい何か隠し玉がありそうだと思っていたが・・・この点については、ラストでスッキリ腹落ちさせてくれた。
しかし、あの総理大臣には一言言わせて欲しい。
「キミは大学出たのか?」

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(7pt)

誘拐の感想

面白くて、厚さを感じず一気読み。とは言え良い点、残念な点をそれぞれ。良かったのは、誘拐の動機が最後まで読めなかった所。三段落ちみたいでしたが、二段目が真の動機なら犯人のキャラと合わない感じだと思ったので、最後でやっと納得。何より物語を貫いて伝わる清廉さ、とにかく皆真面目なのが心地良かった。残念だったのは、違和感あり過ぎ首謀者が序盤ですぐ分かる所。そして誘拐の本当の動機が身勝手で、日本中を巻き込む大事件を起こすに値するのか?と感じた所。ただ工夫を感じる部分多く、何故?に引っ張られながら最後まで楽しめました。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(8pt)

誘拐の理由が、終盤まで不明のままなのが面白い

2008年に刊行された、五十嵐貴久の長編ミステリー。本サイトでも、amazonでも評価はイマイチだが、なかなか面白い作品である。
日韓友好条約締結のために韓国大統領が来日するのに備え、厳重な警備態勢がとられていたある日、総理大臣の孫娘が誘拐された。警察は、条約締結を妨害するための北朝鮮の犯行と判断して捜査を進めるのだが、大統領の警備に人員をとられており、少ない人員での捜査はなかなかはかどらなかった。一方、犯人の二人(最初から分かっている)は、捜査陣の思い込みを利用し、着々とかく乱作戦を成功させていくのだった・・・。
最初から犯人も犯行の様相も分かっているのだが、終盤、1/4ぐらいまで犯行の目的が判明しないというのが、スリリングで効果的。文章の読みやすさもあり、どんどん読み進めたくなる。犯行の目的が分かってから犯人逮捕までも、タイムリミット的で面白い。ただ、犯人逮捕のクライマックスで明かされる、真の犯行動機については、賛否が分かれるだろう(これが理由で、低い評価点になっている)。しかし、好意的に読めば、最初からちゃんと伏線が張られているので、誘拐物としては合格点だろう。
警察小説というよりは犯罪小説なので、警察小説ファンに限らず、多くのミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1

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