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夢玄館へようこそ



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【この小説が収録されている参考書籍】
夢玄館へようこそ
夢玄館へようこそ (双葉文庫)

夢玄館へようこその評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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(5pt)

「夢玄館へようこそ」の感想

本人の知らない間に、いつも間にか事件やドタバタ劇に巻き込まれてしまうという、いわゆる「巻き込まれ型」のミステリです。
こういった話に登場する主人公は、主体性がなく、誰かにひきずられてしまって、いろんな問題に足を突っ込んでしまい、いつの間にか抜けなくなってしまう・・・といったパターンが多いので、何かすっきりしないことがよくあります。
読んでいても、つまらなくは無いし、それなりにページは進みのですが、登場人物に共感できない話って、イマイチ面白くないですね。
ちょっと自分を見ているような気がしないでもないので、その辺も気に入りません(笑)

でも、他の登場人物が、そろいもそろってユニークな人ばかりが勢揃いしています。
ちょっと冷たくって、知らん顔をしているショップのオーナーが、本当は管理人であった主人公の伯母と話が通じていて、陰で支えてくれていたり、親切そうで、良い人のような顔をして声をかけてくれる人が、一皮むくと実は自己中な人物だったりと、ちょっと現実でもこういうタイプの人間が居るような気がして、その辺はなかなか面白く読みました。

最後の二話あたりで、この『夢玄館』に、本腰を入れて関わっていこうとする主人公の姿勢が見えてきた頃から、話は面白くなってきましたし、共感するところも出てきました。

でも、夢を追いかけて・・・というのは、なかなか簡単な事じゃ無いですが、退院してきた伯母さんが抱いているような密かな夢(何かは秘密)程度なら、私にも持てそうです(笑)

トラ
WFY887SY

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