19世紀なかば、漂着した孤島で豊富なダイヤモンド資源を発見した一組の男女。

新幹線の車中、中原正弘弁護士の隣席の男が、「早くしないと妹も…」という謎の言葉と、ポケットから取り出した朱いアカベの花を残して悶死した。

14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。

絶海の孤島から不死身の怪人・髑髏検校が江戸に潜入、夜ごと、生き血を求めてさまよう。侍女ふたりもまた吸血鬼だ。

全米各地で動機のまったく不明な殺人事件が続発していた。被害者は赤ん坊から老人まで多岐にわたったが、手口は共通していた。

1944年春、英国内で活動をつづけるドイツ屈指のスパイ、暗号名「針」は重大機密を入手した。

闇に葬られた「ジュラシック・パーク」事件から六年。科学が夢を実現させたかに見えたパークは崩壊し、恐竜も滅び去った。

弁護士の中原と秘書の京子は、6日前、新幹線の車内で毒殺された男の手懸りを求めて、名古屋港から南海の孤島・恩根島に向かっていた。

東京湾の孤島・猿島で、ひっそり暮らす猿谷家の人々。その館にフリーライターの葉山虹子が迷いこんだ。

破弾に砕かれて坐礁し、そのまま化石となった巨大な軍艦のように見える孤島に、修道会のつくった矯正施設がある。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

「島に行け」という祖母の遺言に従い、主人公の青年・大地は島(=青蛾島)へ渡ることにした。

地下室に人工的に造られた“孤島”の扉が再び開かれるのは72時間後。

霧につつまれたコスタリカの孤島で、極秘のうちに建設が進められているアミューズメント・パーク―それが〈ジュラシック・パーク〉、バイオテクノロジーで現代によみがえった恐竜たちがのし歩く、驚異のワンダーランドだ。

開戦前夜、大久茂男爵の息子松男が、真珠湾の船舶配置図を入手したことで、日本軍の奇襲攻撃は成功した。

時は九世紀後半、王朝華やかなりし平安の都に、どれほど困難な航海も恐れず、いかなる珍物・綺物もたちどころに持ち帰ると評判の若き船長がいた。

信州の山中、断崖絶壁の上に立つ「鷹の巣荘」で催された映画関係者パーティに集まったのは、いずれも主催者夫妻とわけありの過去を持つ男女ばかりだった。

天明二年、紀伊家の廻米を積んだ神昌丸は伊勢・白子の浦を出港し、江戸へと向かった。

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。

KGBの命を受けて破壊活動を繰り返すテロリスト、フランク・バリイ。

その島の名は〈聖者の島〉―日本経済界の大重鎮酔木安之助が私財を投じて九十九年間の租借契約を結び〈自由〉と〈平和〉を標務して南洋の孤島に築いた理想郷である。

故国ベネズエラでの政治的迫害をのがれて絶海の孤島に辿り着いた《私》は、ある日、無人島のはずのこの島で、一団の奇妙な男女に出会う。

地下室の扉が再び開かれるのは72時間後。人工的に“孤島”を作り、その中でミステリー講座を開催する。

動物学教授のクレイヴァリングはひとり南海の孤島へ船出した。伝説の巨大かたつむりを見つけ、歴史に名を残そうというのだ。

巨大なモアイ像が立ち並ぶ孤島に起こる連続殺人。

ヴェテランと新進、2人の推理作家の決闘。孤島の密室で発見された死体は?4編の作中作を挾んだ、著者会心の書き下ろし長編。

長崎港で海賊にさらわれた3少年。決死の脱出行を襲う大嵐。

非行少女の更生を願い、絶海の孤島に施設が建造された。

妻に仕事といつわり、若い恋人と晩秋の湖を訪れた男に待ちうける、妻のむごい仕打ち。

二百年前の不気味な伝説が残る孤島コーシイ島。

奇怪な四重殺人が起こった孤島を、ミステリ研のメナバー7人が訪れた時、十角館に連続殺人の罠は既に準備されていた。

南海の果て、滅亡を予告された幻奇の島の霊場から死体が消えた。

密室状態での恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵まで、衆人環視のもとで殺された蓑浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。

飛行機事故で死んだ父の遺体を引き取りに行った山戸東介は意外な事実を聞いた。

思わぬゆき違いから結びついて、たがいに激しく憎悪しあうようになった男女が、太平洋にただよう小さなヨットの中で殺意をむき出しにして対決した。

KGBの命を受けて破壊活動を繰り返すテロリスト、フランク・バリイ。

不思議な手紙で孤島の別荘に招かれた十人が、マザーグースの童謡にのせて、一人また一人殺されていく……そして……。

「あの島には悪霊がとりついている】額から血膿の吹き出した凄じい形相の男は、そう呟いて息絶えた。

あの島には悪霊がとりついているーー額から血膿の吹き出した凄まじい形相の男は、そう呟いて息絶えた。

思わぬゆき違いから結びついて、たがいに激しく憎悪しあうようになった男女が、太平洋にただよう小さなヨットの中で殺意をむき出しにして対決した。

若き医師原田の留守を襲った悲劇‐拳銃で撃たれて血の海に横たわる父。凌辱を受けて殺された妹。

未来における大戦のさなか、イギリスから疎開する少年たちの乗っていた飛行機が攻撃をうけ、南太平洋の孤島に不時着した。

天明二年、紀伊家の廻米を積んだ神昌丸は伊勢・白子の浦を出港し、江戸へと向かった。

南太平洋の孤島に、飛行機で不時着した少年たち。だが、その島で野性にめざめた彼らは殺りくをくり返す…。