河川敷の車から、男の死体が発見される。

「君には難問だが、逃げずに立ち向かうんだ」弁護士の浅利祐介は所長の沢田からそう告げられた。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

子ども虐待。犯罪被害者…。

“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告弓丘奈緒子。執拗に無実を主張する原島保弁護士。

派遣社員の川原光輝33歳が、上司の田丸祐介と同僚の西名はるか殺害容疑で逮捕された。

隣人殺しで32歳無職の森塚が逮捕されたが犯行を否認。鶴見弁護士が森塚に接見するも、供述が二転三転。

かつて甲子園を沸かした堂本圭次郎が老夫婦殺害の容疑で逮捕された。

病院荒らしの疑いのかかる山森に職務質問の最中、岩沼は、殴る蹴るの暴行を働いた。

凄惨だったが、単純な殺人事件に思えた。包丁で刺された男性は死亡し、被疑者の女は素直に犯行を自供している。

内堀優一郎は、五年前ストーカーに娘の優希を殺された。犯人の中下が刑期を終えて出所したあと殺害され、内堀に容疑がかかる。

墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。

それは一見単純な怨恨殺人事件と思われた。少年院出の青年・刈谷努の犯行と誰も疑わなかった。

正義を掴め! 迫真の法廷裁判ミステリー 保窪は、保険金詐取目的の妻殺害容疑で逮捕起訴された。

殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。

いったん不起訴となり、一般人から構成される「検察審査会」で再審議することになった「社員研修シゴキ死亡事件」。

東京高輪でおきた社長殺しの容疑で逮捕された古沢克彦は無実を叫びながら、獄中で自殺した。

カルチャーセンター学長が謎の男に刺殺された。

家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。

十八年前の女子大生殺人事件の犯人だと、ある男が名のりでてきた。男はストーカーの末の殺人事件だという。

家庭内暴力をふるう不登校の中学生、志方恭介が刺殺された!悲劇の夜、たまたま誘われて怪しげな店で遊んでいた父親・恭一郎は、妻や娘たちに恨まれ、警察やマスコミからは疑惑を受ける。

銀座ホステス絞殺事件で、担当検事の江木秀哉は捜査に関しての疑問を刑事たちに呈したものの、彼の話に耳を傾けたのは高須刑事だけだった。

鶴見弁護士の中学の恩師夏川が、札幌から上京した。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

土地取引に絡んで辣腕を揮う弁護士西城昌一は、廃園と土地売却を目論む幼稚園長の代理人として、存続運動を行なう教師や父母と対することに。

鶴見弁護士は、24年前に妻の美紗を殺害したと疑われた悠木と冤罪被害者の会で知り合う。

かつて法医学教室の助教授であった江崎伸介は、法医学界の権威、嵯峨宗晴教授から故なき攻撃をうけ、学界を追放された。

石出は、殺人の罪を償って13年ぶりに出所。真面目に仕事を始めた矢先、石出の部屋で、祖母の介護担当だった女性が殺される。

鶴見は、ホームレス殺害容疑をかけられた岩田の弁護を引き受けた。

５対４で有罪―― この判決は、ほんとうに正しかったのか？ 死刑か冤罪か。

引きこもりの青年・白木悟史が、ある晩出会った老人はアルツハイマー病に苦しんでいた。

凄惨な通り魔殺傷事件が起こった。青年が次々と人を襲い、男女二名を殺害し、ほか二名を傷つけた。

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。

ある実業家が他殺死体で発見された。妻はひとり東京へと向かったという。

不倫相手を殺した人妻しずかの弁護を引き受けた鶴見。殺人を認めながら、不倫を否定するしずかの真意に迫るが……。

男に騙され覚醒剤に手を染めた娘。父親は娘を救うためある決意をするのだが……。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

昭和二〇年春、噺家の信吉は、生活苦から、家族のために盗みの計画を立てる。

若き女医・識名愛衣は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件と難病に挑む。

作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年 貫井徳郎文庫作品 連続刊行プロジェクト 第３弾　 貫井徳郎史上 最も切なく 悲しい誘拐事件 スリルと感動のどんでん返しミステリ！ 警視庁を震撼させた 世紀の誘拐事件の真実とは？ 元警察官の辰司が、隅田

豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

「全弁連」(全日本弁護士連合会)の会長選で、有力候補の選挙対策委員長を務める北見史郎。

丸の内のオフィス街で爆破事件が発生。現場の物流企業で事情聴取を行った一之瀬は、企業脅迫事件と直感する。

朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した。

長年行方不明だった義兄の登場。 崩れ始める、平穏だった家族関係。

妹のため殺人者となった兄!? 無実を訴える男のアリバイが崩れたとき、弁護人は……。

大関大龍が横綱推挙を辞退!前代未聞の事態に世間は騒然となった。酒癖が悪く品位を保つ自信がないとは上辺の弁明に過ぎない。

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された── 新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

落としのプロと呼ばれた刑事・樫村は、マネロン室に異動になる。そこは、捜査手段もキャリアも異なる寄せ集め刑事の巣窟だった。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。

企業の炎上鎮火を請け負う裏仕事人の西澤奈美は、筋力トレーニングを日課とし、冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。

不動産登記や測量のスペシャリスト、土地家屋調査士の西脇ゆう子は横浜で土地分筆の依頼を受けた。