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家族
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家族の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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⚫︎ 著者の名を知り作品を読むのは、ごく最近、次のドラマ(再放送)を見てからである: 『裁判員制度ドラマ 家族〜あなたに死刑が宣告できますか?〜』 90分のドラマで、裁判員制度に関する諸問題を扱いながら、見る者を惹きつけて離さないサスペンスが有った。驚きの結末と思った後にさらに驚きが有った。そこで原作を知って本書を読んだ。原作とドラマとは、大筋の流れも問題とする点も共通であり、それぞれの出来に感心した。 ⚫︎ 本書の出版もドラマの初放送も2009年5月。前年から推理雑誌に連載されたという原作をもとにドラマが企画され制作されたのだろう。裁判員制度の開始時期も2009年5月。裁判員制度に関する当時の関心の強さが伺える。 ⚫︎ 実際、その当時、裁判員制度に関する本が多数出版され筆者も何冊か読んだ。それらは制度の内容や問題点を述べる解説書であり、本書のような小説には、残念ながら注意が向かなかったらしい。 ⚫︎ 本作品のストーリーの中で、裁判員の選び方、裁判員へのケア、評決方法、裁判員の守秘義務など、様々な問題が現れる。だが一番重要なのは、検事・弁護士・裁判官による公判前整理手続きが、裁判員の拘束時間を短くするという名目で実施され、その後にその事件の裁判員が選ばれ、この公判前手続きを前提として審理が始まる、という問題である。 ⚫︎ 裁判官3人と一般から選ばれた6人の裁判員による審理の中で、シロウトの裁判員が、公判前整理手続きが見逃した事実に気付く。この点で著者の『もう一つの評決』と共通のテーマを持つ。 ⚫︎ 本書は文庫本になっていないようだ。裁判員制度の話題は一時的だったということか。しかし、制度の問題は今も残っているし、見直しはなされるべきだろう。さらに、本作品の投げかける大きな問題はこれに限らない。認知症患者と介護する家族の問題、ホームレスの人々とその家族、テレビの偏見と憶測による犯罪報道など、いま現在の問題である。 | ||||
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綺麗な出品で満足してます。 | ||||
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フィクション小説仕立てだが、裁判員制度の問題点がよく分かった。 被告人を死刑や・無期懲役にするか有期懲役や無罪にするかを、法律・裁判の素人である裁判員に判断させるのはかなり厳しいと思った。 一般人の感覚を裁判に反映させたいのなら、裁判員制度は、刑事事件よりも、ご近所トラブルなどの民事事件に取り入れる方がいいと思う。 | ||||
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法廷ミステリーと家族愛を描いた作品。小杉健治らしい二転三転のストーリー展開と行間から滲み出る人間愛が素晴らしい。 ホームレスによる認知症の老女の殺害事件。裁判員制度により、裁判が始まるのだが… 法廷では、殺害された老女と犯人のホームレスのそれぞれの家族の物語が少しづつ明らかになる。 事件の結末は如何に。 | ||||
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裁判員制度や老老介護など現代の日本が抱える問題を鋭く捉えつつ、家族愛を描いている作品。 裁判員制度の抱える問題がストーリーの中で、よく理解できたほか、多くの家庭で必ず訪れる介護の問題を考えさせられた。 ストーリーは、傑作とまでは言えないものの、一気に読了に導くほどの面白さを有している。 | ||||
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2009年の5月から始まった裁判員制度の意義と被告の家族への想いを描いた作品。裁判員は法廷に出された証拠や証人の証言をもとに被告が有罪か無罪か、有罪の場合は量刑はどのくらいか判断するものであるが、もし事件の全容が解明されておらず隠された真実があった場合はどうするのか。法律の知識がない一般人が裁判の中で真実に迫っていく様子はおもしろかったが、ちょっとトントン拍子で話が進みすぎた気がするのが残念だった。 裁判員制度はまだ始まったばかりのため、実際の裁判でも本書で取り上げられたような問題が起こる可能性もあるので、そういった意味では参考になった。 | ||||
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2009年の5月から始まった裁判員制度の意義と被告の家族への想いを描いた作品。裁判員は法廷に出された証拠や証人の証言をもとに被告が有罪か無罪か、有罪の場合は量刑はどのくらいか判断するものであるが、もし事件の全容が解明されておらず隠された真実があった場合はどうするのか。法律の知識がない一般人が裁判の中で真実に迫っていく様子はおもしろかったが、ちょっとトントン拍子で話が進みすぎた気がするのが残念だった。 裁判員制度はまだ始まったばかりのため、実際の裁判でも本書で取り上げられたような問題が起こる可能性もあるので、そういった意味では参考になった。 | ||||
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