子どもの成長と教師の再生を描く離島小説 関東で小学校の教員をしていた槙屋深津は、故郷である鹿児島県の神無島に帰ってきた。

無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。

鷹央と小鳥遊。 二人の医師、運命の出会い。

悪夢を見た夜に必ず近所で起きる通り魔事件。

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる雨の山中で不思議な少年と幼女に出会う。

伊神さんの卒業から丸一年、市立高校にまた卒業の季節がやってきた。

「あなたはなぜ、この取材を始めたのです?」 明海和(あけみ・かず)はストリートチルドレンの取材を続けるうち、謎の集団・プレデターに襲撃される――。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

『活版印刷三日月堂』著者、新シリーズ始動! 書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。

あなたの罪は、生き延びてしまったことです 夜闇に輝くパレード、大好物ばかりのご馳走、笑顔の父と母。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作

幕末の石見銀山。間歩と呼ばれる鉱山の坑道で生まれたお登枝は、美貌を見込まれ女郎屋に引き取られた。

小舞藩が大火に見舞われた。執政たちの対応が遅く、苛立ちを募らせた樫井透馬は、側近の新里正近らと人々の救済に奔走する。

地に埋められた私を救ってくれたのは、白兎と名乗る見知らぬ少年だった…… 心中間際に心変わりした恋人によって、土の中に埋められてしまった優枝。

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。

物乞い稼業の少年・信太が、実入りの少なかった日、仲間のおみきに連れられて“えにし屋”を訪ねてきた。

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。

藩の政が大きく変わる様を見届けるため、江戸から故郷に戻ってきた天羽藩上士の子・伊吹藤士郎と異母兄の柘植左京。

「わたしは欠陥品なのかもしれない。

長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。

これは、世界一感動的な、僕が人殺しになるまでの物語。

五歳の時に光を失い、 揉み療治を生業としているお梅。 市井の人々に大評判で、一年先まで申し込みが 埋まっている。

『出版禁止』でミステリー界を瞠目させた長江俊和氏。

冬間美咲。あるいは、ウォーター架見崎という街から生まれた、最も新しい伝説。

石久藩の上士の子弟が通う藩学で虐げられ心身に深い傷を負った鳥羽新吾。庶民も通う薫風館に学舎を転じ、友を得た事で救われる。

事件と食事、どっちが大事なんですか⁉ 美食ブログに隠された謎、大食いYouTuberの意外な秘密…… 「ビストロ三軒亭」シリーズの著者が贈る、飯テロ描写満載の、グルメ警察小説。

「あたし、あの人がこんなにも好きなんだ」太物問屋『あたご屋』の一人娘・お八重はごろつきから助けてくれた“川獺”と名乗る男に想いを寄せている。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、読売新聞記者が描く記者vs.カラス! 日本新聞社会部・環境班の権執印(ごんしゅういん)は、カラスが人を襲う件数が増加していることに気づいた。

大手銀行に勤める４１歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。

悩める人々の前に現れた彼女は、魔女 成績不振に苦しむスポーツ選手、 息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、 同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。

PKOに派遣された陸上自衛官七名。一人は現地で死亡、一人は帰国後自殺。

江戸の町で女が次々と殺された。

下町・浅草を舞台に繰り広げられる、笑いあり涙ありのおいしい人情物語! 白い沫雪がちらつき、町を彩る赤に薄化粧を施す元旦の浅草。

中学入学直前の春休み、父の転勤で岡山県の山間の町に引っ越してきた原田巧。

小間物問屋「遠野屋」の若おかみ・おりんの溺死体が見つかった。

母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。

「我が王国を取り戻すために――」 友との誓いを胸に、少年はいま立ちあがる。

おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っている。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。

新米からベテランまで、勤務中もプライベートでも、刑事は刑事だ。 そんな刑事たちの生き方を描いた傑作短編を収録。

今、猛威を振るうコロナウィルスにより、私たちの「日常」が脅かされています。