名古屋大医学部に通う、東京生まれの鏡味龍が下宿するのは、名古屋駅西にある老舗喫茶店ユトリロを営む祖父母宅。

東京生まれの鏡味龍は名古屋大医学部に今春から通う大学生。

バブル末期、巨大自動車会社の最新モデルの部品製造を下請けした飯野電気。

“求む奇談!”新聞の片隅に載った募集広告を目にして、「strawberry hill」を訪れた老若男女が披露する不思議な体験談―鏡の世界に住まう美しい姫君、パリの街角で出会った若き魔術師、邪眼の少年と猫とともに、夜の町を巡る冒険…謎と不思議に満ちた奇談に、

東京生まれの名古屋大医学生、鏡味龍が名古屋に暮らして一年半が経った。

売れない怪奇小説家・津久田舞々(本名)は、ある日小さな田舎町からの依頼を受けて、その町の郷土史を執筆することになる。

死刑が廃止されてから28年後。

凶悪犯も必ずオトす美貌の刑事・京堂景子の剛腕と、家事はおまかせ、イラストレーターの夫・新太郎の名推理。

中村裕太は、十年前に起きたある事件がきっかけで、引きこもりとなり、37歳になってもユーチューブに動画を投稿するだけの自堕落な生活を送っていた。

雪に埋もれるように亡くなった恋人たち。

夏休み。琴美の家に、子供たちの謎を解決してくれる青年がやってきた。

フリーの校正者・興梠に届いた自費出版小説『縄紋黙示録』の校正紙。

薬剤師夫婦がシチューで毒殺。が、各々の皿の毒が異なり夫婦互いに殺し合ったかに見えた事件の真相「皮肉な夕食」。

「月読」とは、死者の最期の思いを読みとる能力者。

U-NEXTで電子書籍配信された話題の書が文庫化！！ 予想を大きく覆す展開と感動のラスト。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

女優以上に美人かつ一瞥で人を竦ませる京堂景子警部補は難事件を数々解決。

航空自衛隊飛行教導群(通称:アグレッサー部隊)に所属するF‐15パイロットの森近は、訓練中に不明機の急襲を受ける。

「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。

アイドルグループ「marshmallow15」に奇妙な脅迫状が届いた。

映画製作の現場において撮影シーンの様子や内容、物語の繫ぎなどを管理する役目、スクリプター。

五歳のとき別荘で事件があった。胡蝶グループ役員の父親が階段から転落し意識不明。

ジョン・レノンが死んだあの日、私は人を殺した…。

「氷の女王」と渾名される鬼刑事の景子さんの夫は、料理上手で優しい新太郎くん。

父親が遺した事件の解決のため、探偵となった高校生の甘栗晃。

夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。

OLから探偵に転身して二十年。

赤いレンガの小さな駅、ブラウントゥリー。家出した札つきの不良のぼくは帰って来た。

五年生の夏休み、洸は物心がついてから一度も会っていない祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。

文京区目白台―昔ながらのお屋敷街の雰囲気を色濃く残す街。若手刑事の無藤は、ある屋敷を目指していた。

探偵霞田志郎が見合い!?―天才的推理で知られる“男爵”こと桐原が美貌の藍染作家・志賀織香を霞田に紹介した。

伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。

町に須黒魔術団がやってきた。

連続殺人犯が殺された。捜査一課の新人・和賀は遺体発見現場で美少女と遭遇する。

白い乳房の、その頂から麓にかけ、赤い水脈が流れていた―日舞紅真会の発表会楽屋で、師範の田嶋紅真が絞殺された。

新人刑事の無藤太郎は、名探偵刑事・南塚と、名家の当主・北小路の盟友コンビのせいで、幽霊がらみの事件にかり出されるように。

桐生市内の織物工場の社長が一億円の現金を強奪された。

あのオルゴールは呪われている。命が惜しければ手を出すな。

売れない作家の兄・鈴島陽一と、人権派弁護士の弟・薫。

〈この中の誰かが私を殺す〉天才的推理で知られる“男爵”こと桐原は主催の晩餐会でそう宣告した。

ショートショートの名手による、全31編! 少し不思議な商店街で起こるのは、切なくておかしくて、ときに怪しい物語。

死者の最期の想いを読むことのできる「月読」―死はいったい誰のものなのか?静かな感動にみちた物語。

引退した名探偵・石神法全の後を継いで探偵事務所を営む野上英太郎の元に、ある日猫を連れた少年が訪れる。

都内で連続殺人事件が発生。遺体は頭部を切断し、星座を象ったオブジェにすげ替えられていた。

その赤はルビーのようにきらびやかだった―ガラス工芸品の美術館を併設するクリニックで、院長の大和田彩子が扼殺された。

「…殺してしまった」という父の呟き。疑いもしなかった、母の人生。

予告状を勝手に送りつけては、謎を解くと宣言し、木塚を連れ回す傲岸不遜な探偵・摩神。

「君がどういう理由で金を欲しがっているのか、私は知らない。知る必要もない。

大戦の傷跡をまだ深く残しつつも、人々が希望を胸に復興をとげてゆく時代―一九五〇年の十二月。

接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」発覚で 大蔵省は大揺れ。

高校で起きた凄惨な殺人事件――腹を割かれた被害者の額にはティカが残されていた。

1938年、ナチスによるユダヤ人襲撃は、散乱する窓ガラスの燦きに因み“水晶の夜”と名付けられた。

中堅企業をリストラされ、便利屋を営む中島八郎はある日突然、近所の伊呂波麗容斎の豪壮な居城に呼ばれ、城と八郎の冴えない建て売りを交換するよう迫られる。

独立した藤森涼子の許へ、身許調査の依頼が舞い込む。六十五歳になる姉の婚約者の素行を調べてほしい、というのだ。

「私は人形に殺される」謎の言葉を残し、新進人形作家の沖村嶺がパリで首吊り自殺した。

1993年、世の中がまだバブル景気に浮かれていたころ。