いま話題の女性時代作家が勢ぞろい！ 桜、あじさい、朝顔、菊、椿……言葉にできない思いを花に託した、美しくも切ない時代小説アンソロジー。

シリーズ累計35万部突破！ うまいものには“謎”がある!? みたらし団子、猪鍋、菜の花飯……旬の女性時代作家による江戸の料理×人情アンソロジー 「福袋」（朝井まかて） 妻と離縁をしたいが、持参金を使い切ったために別れられずにいる乾物屋の旦那。

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。

江戸の華〈祭り〉をテーマに人気時代小説作家が競作! 宮部みゆき「三島屋変調百物語」の最新作など、読み応え十分のアンソロジー。

働く女性たちはいつの時代も美しい。

葉室麟が遺した幻の作品が蘇る――。

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

運命の波に翻弄されながら愛に身を裂き、一途に生きた女性の感動の物語。

直木賞作家の真骨頂! ほっこり笑えてじーんと泣ける江戸人情物語 巣鴨で六代続く糸問屋の主人を務めた徳兵衛。

江戸に名探偵、参上! 石見国で藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまった永見功兵衛。

将軍家重の治下、江戸に流れ込む者が増えた。

日本橋の裏店に集う、一癖もふた癖もある住人たち。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

ついに、その時がきた 将軍の腹心候補は見つかるのか? 決死の秘命を受けた射貫大伍の 「諸国大名調査行脚」が始まる 旅に出たくても出られない。

主人公が江戸の切り絵図製作に携わる「切り絵図屋清七」、古本屋に集まる噂を追って主人公が真偽を〝見届ける〟 「見届け人秋月伊織事件帖」、女たちの愛の姿を炙り出す傑作人情譚を収めた「雪の果て　人情江戸彩時記」、 雇われ用人が武家などの建て直しを図る「渡り用人　

１７音の奥に潜む誰も知らない物語。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

人の業がなせる、恐ろしくも切ない怪談話の語り部・宮部みゆき。

日本中が開国と攘夷に揺れる時世。

銀行強盗の訓練で起きた出来事の顛末(「共犯者」)。殺人犯が改心した理由とは?(「手紙」)。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

不思議な共同生活を送る彼女たちの目的とは。

“ビストロ・パマル”のシェフ・三舟の推理が、思わぬ温かな真相を導く「割り切れないチョコレート」、息子から恋人がストーカー被害に遭っていると相談された探偵が、事件に立ち向かう「鏡の家のアリス」。

最低亭主から逃げた女房は江戸の離縁請負人のもとで働くことに。

大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。

刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。

江戸の十二カ月を鮮やかに切りとった十二の掌篇「江戸おんな絵姿十二景」と、広重の「名所江戸百景」から触発された七つの短篇。

縁切り寺の御用宿を舞台にした「隅田川御用帳」、江戸では珍しい女性医者を主人公に据えた「藍染袴お匙帖」、 〝窓際同心〟の活躍を描いた「橋廻り同心・平七郎控」、行方知れずになった妻を捜し出す浪人が主人公のシリーズ 「浄瑠璃長屋春秋記」。

それは、ただのレースではない。２年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。

天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。

本業の髪結いの傍ら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。芸者のお文に心を残しながら、今日も江戸の町を東奔西走…。

貞次郎の想い人、弥生は心ならずも目付神崎に嫁いだ。貞次郎は奸計に遭って、神崎の腕を斬り脱藩。

人気作家たちが描き出す、宝物のような11編 さあ、物語を探しに行こう! 「小説すばる」創刊35周年記念特別アンソロジー いきなり文庫! 眠れない夜。

かつて一刀流道場の四天王と謳われた勘定方の瓜生新兵衛は、上役の不正を訴え藩を追われた。

若だんなが行方不明になり、長崎屋の不運が幕を開けた。

岡っ引上がりの半七老人が、若い新聞記者を相手に昔話を語る。

直木賞作家が描く、珠玉の短編集。 清水寺の稚児としてたくましく生きる花月。

〔けころ〕とよばれる娼家から身請けされ、いまは囲われ者となっているおせんと、かつてのなじみ客でゆすりの罪で島流しにあった男の母親との心のふれあいを描いた表題作。

日本橋の廻船問屋の番頭・栄助の前に現れたのは、以前同じ店で働いていた愚図でのろまの権助だった。

仙石藩士・刑部小十郎は、藩の御長屋を出て、江戸市中の借家に居を移した。

17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。

夜な夜な江戸市中に出没する辻斬り「かまいたち」。町医者の娘おようは、夜おそく父を迎えに出て、かまいたちに出会ってしまう。

茶碗、根付け、刀、簪(かんざし)、招き猫、徳利(とっくり)…… 古道具屋・鳳来堂に集まるものたちが浮かび上がらせる江戸人情譚、傑作連作集！ 本所五間堀にある鳳来堂は、親から継いだこの店を一度は潰しそうになった音松と、将来を誓ったはずの手代に捨てられたお鈴

一瞬の隙が死を招く。 老いた宮本武蔵に傲岸不遜な若者が立ち合いを挑んできた。

江戸は両国の見世物小屋では、“まことの華姫”が真実を語る―ともっぱらの噂。

お文は身重を隠し、年末年始はかきいれ刻とお座敷を続けていた。

新米からベテランまで、勤務中もプライベートでも、刑事は刑事だ。 そんな刑事たちの生き方を描いた傑作短編を収録。

日光街道の越ヶ谷宿の旅籠で働かせてくれた恩人・仁兵衛の遺品には幽霊が憑いていた。

始めは深川、次に神田の床屋で身元不明の首無し遺体が発見された。

火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。

新兵衛はお店に押し込んだ賊の目を見て凍り付く。故郷の桜の下、幼い友情を誓い合った日の記憶が浮かぶ(「百年桜」)。

7代将軍の生母、月光院の生涯を描く長編。