京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。

別居中の妻子が、旅先で列車事故に遭遇した。

母と娘。二種類の女性。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。

杉並中央署生活安全課「何でも相談室」、通称0係に小学生から相談事が持ち込まれた。

『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました! クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。

母と二人で大切にしてきた幼い妹が、ある日突然、大人びた言動を取り始める。

有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。

所轄の窓際部署にやってきたキャリア警察官・小早川冬彦。

悲劇なんかじゃない。これが私の人生。

「彼女の心は男性だったんです」親友の焼身自殺に疑問があると、若い女性が杉並中央署生活安全課「何でも相談室」通称0係を訪れた。

殺人の容疑をかけられた大学生の竜実。彼のアリバイを証明できるのはスキー場で出会った美人スノーボーダーただ一人。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。

いつかこの手で大聖堂を建てたい―果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。

短編も、東野圭吾。規格外のベストセラー作家、死角なし。

静岡在住、専業主婦の石橋あすみ。神奈川在住、フリーライターの石橋留美子。

元・戦闘機P(ファイターパイロット・29歳)meetsどん詰まりの美人テレビD(ディレクター)。

悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。

売れない脚本家・三林草生介は、人気大物監督に頼まれ、内田裕也・樹木希林夫妻を主人公にしたホームドラマの脚本を書くことになった。

さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。

失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖は始まった。

タイムリミットは6時間。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。

売れないアラサータレント「おかえり」こと丘えりか。唯一のレギュラー番組が、まさかの打ち切り…。

100年先を見据えて作業をしている、神去村の林業の現場。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。

大家族は美形揃いの五兄弟!? 古き良きホームドラマがここにあります 昭和の空気が漂う町、三ノ輪。

念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。

獣医の手島伯朗のもとにかかってきた、弟の妻・矢神楓からの電話。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。

海に臨むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。

神田川病院に勤務する医師の早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、患者の気持ちがわからないのが悩みの種。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

ある時は珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、ある時は新薬実験モニター、そしてある時は戦隊ショーの怪人役――いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる名探偵、猫丸先輩が遭遇した五つの事件。

ゲレンデの下に爆弾が埋まっている―― 「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。 年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。

少女たちはどこに消えたのか？ 家出中の女子高生ミチルを連れ戻す仕事を引き受けた私は、彼女の周辺に姿を消した少女が複数いることを知る。

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

婚姻届を出すのは待ってほしい―彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。

第153回芥川賞受賞作 「早う死にたか」 毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。