別荘で幼い弟と留守番していた中学生のしのぶは、夜中に侵入した人間を誤って殺してしまった。

大規模な都市開発プロジェクトに携わる爽香は、慣れない交渉に苦戦気味。

ラテン語で書かれた日記に手がかりが!?ベテラン警部の入江は、少女と出会い、失踪した彼女の父の行方探しに乗り出した。

北里財閥の当主浪子は、19歳の一人娘、加奈子に衝撃的な手紙を残して急死した。

もし、私の声が母に似ていなかったら、何も起こらなかったかもしれない。でも、そんなことを今さら言ってみても仕方がない。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

会社は倒産、負債は5億―。窮地に追い込まれ、一家心中を決意した白浜省一は、見知らぬ男から不可思議な依頼を受けた。

ハネムーンから戻って来たばかりの保科伸子を待っていたのは、父親からの突然の告白だった。

名門女子学園に赴任した若い女教師はいきなり夜の池で美少女を救うことになる。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

北風の冷たい夜。柴田秀直は、リストラされたことを家族に告げる勇気が出ず、居酒屋で飲んだくれていた。

カルチャースクールを次々と渡り歩き、「フルコース夫人」と呼ばれる主婦・中沢なつきに突然舞い込んだ娘との映画出演の話。

駈け落ちを決行した哲と明子のトランクからナント死体が―。

家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。

人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて…。

山間の豪華なリゾート・ホテル「ホテル金倉」。

辻山は探偵事務所に勤める43歳。責任感もありまじめだが、やることはドジばかり。

洗濯機で女性が感電死する。製造元のK電気工業は欠陥を認めず、非難される。

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。

近未来、急速に軍国主義化する日本。少女だけで構成される武装組織「プロメテウスの処女」があった。

「受け取っていただけますか？」 お金を返そうと「あいつ」が追いかけてくる！ 最終電車が迫っている。

大財閥永山家の屋敷には、女当主・志津の70回目の誕生日を祝うため、家族が続々と集まっていた。

工藤ちづるは、資産家の伯父を持つ安井努と交際している。

大富豪が殺された。

山間の小さな町に住む高校二年の布悠子は、学校からの遺跡掘りの帰りに見知らぬ男を目撃した―。

森はすべてを見ていた。

「犯人はボクじゃない!ところで君に一目惚れしたので結婚して。

高校二年の南尾小百合は、ある日、通学途中にバスを乗り過し、終点の小さな町に降り立つ。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

深夜、自宅の電話が鳴った。「今、踏み切りのそばなの。

経営コンサルタントとして活躍する山上忠男の前に、かつての恋人・美沙が現れた。「私の恋人を助けてほしいの」と―。

16歳の女子高校生・令子は、ある夕暮れ時の小径で、白いドレスの女性と出会う。

林の中の古びた洋館―それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。

修学旅行中の高校生、結木寿子がスカウトマンの目に留まり上京。アイドルの階段を駆け上がる。

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。

直子はなんとなくお見合をしようと決心した。

殺し屋と名乗る男は、バーで酩酊状態だった。

夫が自宅で殺された。血まみれで居間に倒れていた夫は、最後にひとこと「ゆきこ」と言い残して息絶えた。

反政府的な立場を貫いたために、国を追われた人気作家・三宅。

今日、パパが死んだ。昨日かもしれないけど、私には分らない。

地味なOL生活を送っていた七代が、ついに出会った理想の男性、安人。

結婚早々、夫の前妻の息子・正実(11歳)と二人きりで三日間過ごすことになってしまった新妻の紀子(24歳)。

突如、大地震に襲われた“町”。道路が遮断され、15軒の家が完全に孤立した。

弱小「すずめバス」のバスガイド・町田藍は、エリートサラリーマンの元木から「自殺した親友を偲ぶバスツアーをしたい」と依頼を受け…(「友の墓の上で」)。

さっきまで乳母車にいた娘、珠代が誰かに連れ去られた!未婚の母で元刑事の羽根栄枝は、うろたえた。

神尾はるかはM大学の新入生。入学式で、幼なじみの浩子によく似た学生とすれ違い、思わず「浩子?」と声をかけてしまった。

一度しかない16歳の夏、私とママは再び海辺の別荘にやってきた。3年前にあの「事件」が起こった場所だ。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

二十五歳の女性ピアニストが巻き込まれたトラブルの解決に、片山刑事らが奔走する“三毛猫ホームズ”シリーズの「三毛猫ホームズの殺人協奏曲」、“天使と悪魔”シリーズの「天使の寄り道」、“三姉妹探偵団”シリーズの「晴れ姿三姉妹」、“幽霊”シリーズの「幽霊親睦会」、

登場人物が読者と一緒に年をとる「爽香」シリーズ第36弾！　杉原爽香は、恩師の河村布子から、布子の古い知人・小川久子の娘が起こした殺人事件について相談を受ける。

押しに弱く、彼氏の坂西と別れられず困っていた歩美。

川で溺れている男の子を助けた水泳世界大会金メダリストの沢井聡子。

N女子学園にやってきた、時期はずれの編入生、棚原弥生を見て、担任の竜野は激しい衝撃を受けた。

赤ん坊のときに捨てられた美帆。だが、心優しい治子に育てられ、すくすくと成長した。

19歳の女子大生・真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、心中をほのめかす書き置きを残し、失踪した。

月波家の自宅裏口に若い男の死体があった。その日を境に、平凡だった家庭の生活の歯車が狂い出す。