拾った携帯電話のデータフォルダには、友人の死体映像が残されていた(『クラスメイト』)。

あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。

雑居ビルのトイレに監禁された女子大生が味わう恐怖(「トイレ」)。

女子大生のサチコは、なぜか隣人のおばさんに命を狙われていた。

「私がリエを殺しました」。連行された僕を含めて、7人の男女全員が同じ供述をした。

エネルギー戦略の失敗から、日本では19年前に「夜」制度が導入された。

「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。

陸の孤島・藤ヶ谷台村にピクニック気分で訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれてゆく。

大学生のソウスケは天才的な球体間接人形作家。こだわりぬいた作品は妖しい魅力に満ちていた。

美しいからこそ、壊してしまいたくなる衝動、自分の記憶が信用できなくなる恐怖、見方ひとつで、すべてが死骸に見える錯覚、そして、呪詛の思いが自らを追い込んでいく戦慄。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

女子高生のマユリと親友の幸せな日常は、ある日突然終わりを告げた。ストーカーが家へ侵入してきたのだ。

新しい高校に転校し、クラスメイトから温かく迎えられたサツキ。

「流されるままに生きればいい」。小さな診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。

猿倉佳奈美は「幽霊が見たいのに霊感ゼロ」の女子高生。

理想の女性を求めて撲殺を繰り返すホスト。ランナーズハイ殺人鬼OL。

郊外を走る蛍川鉄道の藤乃沢駅。若き鉄道員・夏目壮太の日常は、重大な忘れ物や幽霊の噂などで目まぐるしい。

ある平和な孤島で、100人近くが虐殺された。 脱獄した大量殺人鬼5名に。

郵便配達人として、今日も明日も元気に手紙を届ける花木瞳子。彼女は小さな好奇心から、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう。

郵便配達中に、花木瞳子は不思議な封書に気付く。宛先も差出人も不明。

「生まれ変わりたい」。仕事に疲れたサトルは、拾ったランプの魔神の力で別の時代の人間を生きることに。

社会のレールの上で鬱積する男は、「正常」ではなく「狂気」に救いを求め、喜びなき道に足を踏み入れた。

失恋したばかりの『あずさ』は、会社の先輩、藤宮から突然プロポーズされる。

年の瀬、約33億枚の年賀ハガキの配達に追われる中、郵便局員の花木瞳子は行方不明となった先輩を捜索していた。

蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は〝駅の名探偵〟。

「おとうさん、むしって日本語しゃべれないの?」「まぶしいから太陽へらして」「てきに食べられないように、おおきくなりたい」――記録魔の小説家が天然成分100%の妻、かわいすぎる4歳児ちんたん、豆粒のような0歳児タッとともに歩むのは「人間への道」。

<全ての恋する人に、幸あれ。

「生年月日と人生の相関性を対象とする数千年規模の数理解析―それが四柱推命。つまり、統計科学です」。

超人気オンラインゲーム「サンド・ランド」。

標本や剥製、化石が所狭しと並ぶ、今はもう廃校になった小学校。

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。

郵便ポストの連続放火事件が発生! 郵便探偵の配達員・瞳子は事件解決に乗り出すが、新人・周防からの好意に戸惑い、普段の調子が出ない。

誰かの夢の中に入り込めるとしたら? 毎晩、同じ世界の夢を見ることができるツキコ。

増田文学賞の打ち上げとして、年に一度岡山の旅館に集まる人気作家たち。ところがそこで、作家の卵の惨殺遺体が見つかった。

行方不明の幼馴染を探すために、少女たちはアナーキーなオンラインゲームの世界へ飛び立った 舞台は世界的大ヒットゲーム「ランドクラフト」。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

鷹央の兄、天久翼。 兄妹シリーズ、始動！ 神酒クリニック。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

「あなたたちはアセンションされました。

東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

何なんだこれは!天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

爆破事件の鍵は、記憶を失った美女。 茅場町を皮切りに都内で多発する連続ビル爆破事件。

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。

日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作! 2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

クラスの女王に媚を売り、カースト底辺はイジり倒す。それが殺された人気教師の素顔だった。

「死んでいく患者も、愛してあげてよ」 命の終りを真摯に見つめる現役医師による、感涙のデビューミステリ。