(短編集)

空飛ぶ馬

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

7.09pt (10max) / 11件

6.43pt (10max) / 70件

Amazon平均点

3.65pt (5max) / 51件

楽天平均点

3.90pt (5max) / 412件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

7pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

60.67pt

3.33pt

←非ミステリ

64.67pt

ミステリ→

6.67pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
短編集
閲覧回数
8,198回
お気に入りにされた回数
20
読書済み登録回数
115
このページのURL

あらすじ

1994年03月01日 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。(「BOOK」データベースより)

評判

空飛ぶ馬の評価:

7.09/10点 レビュー 11件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.09pt

空飛ぶ馬の総合評価:

7.26/10点 レビュー 62件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

地味ですが

深いものがありました。

わたろう
0BCEGGR4
No.4
(8pt)

空飛ぶ馬の感想

「私」は19歳の女子大生。
文学部所属で読書を愛する典型的な文学少女である。
落語も好きで、機会があれば見に行っていた。
梅雨のある日、「私」はたまたま早起きし登校するも、講義はあいにく休講。
思わず欠伸をした瞬間、タイミング悪く、近世文学概論の加茂先生に見られてしまう。
少し気まずく思いつつも、加茂先生に誘われ、彼の研究室でコーヒーをいただくことに。
そこで「私」は雑誌「卒業生と語る」の聞き手役を打診される。
卒業生は「私」が追い掛けている噺家春桜亭円紫。
勿論「私」は引き受け、無事雑誌用の座談会を終えた。
その後「私」、加茂先生、円紫師匠の3人で打ち上げをすることに。
ほどよく酔いもまわる中、加茂先生が幼少期の謎「織部の霊」について話し出す。
さっぱりわからない「私」。
しかし、円紫師匠には真相がわかった様子。
北村薫氏デビュー作にして、「私」と円紫師匠シリーズ第一作目。
「私」を取り巻く日常の謎を、「私」の成長と共に解いていく―・・・。

「私」の19歳から20歳にかけての成長を全5編の日常ミステリと共に見守る構成です。
5編はそれぞれ異なる独立した日常の謎である一方、梅雨から冬にかけての一連の流れもあります。
何気ない話の中にしっかり伏線があるといえばありますが、少し想像力も必要かと思います。
日常を「私」の視点で辿りますが、彼女は物事への感想や気付きを、文学作品の引用で表現することが多いです。
探偵役も噺家なので、落語の引用も多々あります。
引用の多さが鼻につくような文体ではないのですが、私自身の教養不足から、想像や共感がしにくいときがあります。
また、「私」は1980年代の昭和の女子大生なので、時代の違いを感じる箇所が多々あります。
女性の社会進出の過渡期なのか、現代より「女のあり方」についての認識や理解が複雑な様子がうかがえます。
「私」は社会に大人と認められる20歳を目前とした19歳の少女です。
知識は豊富でも経験は少なく、初心なところがあります。
大人は子どもと違い、甘くもなければ汚いところも多々あります。
しかし、そればかりでもありません。
5編はそれぞれ異なる色があり、酸いも甘いもあります。
「私」は5編を通じてそれらを噛みしめ成長していきます。
ミステリとしても「私」の成長記としても面白く、「私」の成長を円紫さんと見守りたい一冊です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら

あんみつ
QVSFG7MB
No.3
(7pt)

空飛ぶ馬の感想

北村薫さん初読了。登場人物の会話が「文系版森博嗣」な印象を受けました。「砂糖合戦」は噂どおりの快作でした。

水生
89I2I7TQ
No.2
(7pt)

空飛ぶ馬の感想

 元祖(?)日常の謎の物語。日常の謎は地味だという印象が抱かれがちですが、本書はそんなことはなく、不可解な出来事に対するヒロインの真摯な好奇心、そして円紫師匠の鮮やかな推理が物語を彩り、本格の醍醐味を見せてくれる一品です

 収録されている5作品の中の私的ベスト1はやっぱり「砂糖合戦」です。序盤から円紫師匠の推理が展開され、すっかりと物語にのめりこんでしまいましたし、真相もチェスタトンのブラウン神父シリーズを思わせるような、あっと膝を打ってしまうすばらしいものでした。

聖水卿
EM682PQJ
No.1
(8pt)

日常に潜む謎の短編集

普段何気なく生活している中に潜む謎。しかしそれを目にしたときに、謎として捉えるかどうかで探偵になれるかが決まるみたいです。
きっと謎はたくさん散りばめられているけれど、この主人公のようにそこに気がつく人は少ない気がしませんか?
すべてを読んだ後に、ちょっとお腹いっぱいになった気がします。
日常の謎ばかり追い続けるのも疲れてしまう、ということなのかも知れません。
とはいえ、ミステリというジャンルの中で、死体やら殺人やら、と言った単語が一切出てこないこのシリーズ。
どうしてもグロテスクな表現が苦手な私にはぴったりです。

花筏
12TTSXT9

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.51
(3pt)

ミステリとしては物足りないが,軽い読み物としては悪くはない。主人公については好みは分かれるのでは?

一部で(?)評価が高い,この連作,大分以前(30年くらい前)に購入(ハードカバー時代)していて,ちょっとだけ読んで,そのままになっていたが,最近本を整理していて見つけたので,改めて読んでみた。
一般的なミステリー好きからすれば,どうでもいい部分が長いので,評価は難しいが,ある種の良さはあると思う。
しかし,出版当初,著者が覆面時代に女性作家かもと言われていたのは,ちょっと読めばあり得ないことがわかる(これがわからなければ,ミステリファンとしては失格だろう)。この主人公の描写は,どう見ても男性(それも中年以上)であることは明らかである。また,一部の読者から,この主人公を理想の女子大生像という意見もみられたが,私からみれば理屈っぽいが,教養には欠けるという印象が強く,あまり魅力的には感じない(これは個人的な好みの問題であるが)。それから,今では著者の正体は割れているが,日本文学を専門としている割には,日本語に正確さが欠ける点があるのは残念である。以上のような点から,コアなミステリ・ファンには推薦できないが,ミステリ風味の利いた軽めの読み物としてはまあまあのできということで,総合的には「平均点」という評価である。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488413013
No.50
(2pt)

期待を大幅に下回る解決

ミステリーというには謎の提示が遅すぎる。
うんちくが長くて何を読まされているのかよくわからない。
おじさんが理想の女子大生(落語や焼き物などおじさんの趣味をわかってくれる)を描いてるみたいでキモい
でもレビューを見ると「無理」って人も結構いてホッとした。

以下ネタバレ 注意

例えば、かなり重い木馬、土台を穴を掘って埋め、コンクリートで固めるまでしたものが、どうやって一晩だけ移動したの?という部分が最大の謎なのに、解決編は「持ってきた人なら動かせるでしょう」の一言で終わり。
土台を掘り出し、コンクリートを重機で砕かないと無理だと思うが、夜中にそんなことやってたらすぐ人目に付きますし、音もします。
そもそもなぜ木馬を店の前に戻して帽子と一緒に写真を撮ってまで、帽子がクリスマス会に間に合ったと偽装しなければならなかったのか?か?
苦労して偽装したところで、帽子に手作りらしい特徴などあれば、当日のビデオや写真を見れば違うものだとバレるでしょう。
「帽子使わせてもらったよ、ありがとう」と電話で言って、当日のビデオも写真も見せなければ済むのでは…と思ってしまいました。

他の短編の結論も「はあ??」となるものばかり。
日常描写には美しさもあるが、 ミステリーを名乗るにはお粗末すぎる。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488413013
No.49
(5pt)

収録短編「砂糖合戦」はドラマにしても映えると思う

「謎」そのものも魅力的ですし、その謎の裏の人の悪意や好意、感情の渦に読者も触れ、主人公のわたしの潔癖すぎる繊細な心の揺れにも触れ、短編それぞれにまた味わいが違い、面白いです。

特筆すべきは「砂糖合戦」って短編。
喫茶店に入った女性たちがマクベスの魔女のように砂糖壺を囲み、次々と砂糖を紅茶に入れていく。
それも尋常のないスプーン7,8杯以上の沢山の砂糖を。
なぜ?

この面白いなぞかけと、その解決パートの鮮やかさ。短編そのものの後味と、本書全体を通した後味。

確かに謎解きものとしては、女子大生の私生活や文学知識などの回り道も多く無駄な情報はあるのですが、むしろその「無駄」な活写される生活部分や知を刺激する様々な仕掛けにこそ、本書の魅力があると思います。
自分は、ミステリとして読むより小説として読んで、満足な読書体験となりました。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488413013
No.48
(5pt)

かもめ

ニコラ・ド・スタールの「かもめ」という題の絵を思い出しました。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488413013
No.47
(4pt)

甘過ぎる紅茶に苦い謎がある

日常の謎が五話。
作中で殺人がない上、私たちの風景に優しくミステリーの地平を広げた、北村薫の正に無血革命。
それぞれの動機が、人間の業を映し出す。

噺家・春桜亭円紫が探偵役、文学部の女学生がワトスン役であり、随所に散りばめられた落語や古典文学の蘊蓄も楽しい。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488413013

その他、Amazon書評・レビューが 51件あります。
Amazon書評・レビューを見る