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種別
長編
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あらすじ

1995年11月15日 取引 (講談社文庫)

公正取引委員会の審査官伊田は汚職の嫌疑をかけられた。何者の策略に嵌り事件に巻き込まれたのだ。ある所からの誘いによって彼はフィリピンへ行くことになる…。ODA(政府開発援助)プロジェクトに関する談合事件をマニラで調査する伊田の身に危険が迫る。期待の乱歩賞作家が放つ長編推理サスペンス。(「BOOK」データベースより)

評判

取引の評価:

8.00/10点 レビュー 2件。 B ランク

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平均点8.00pt

取引の総合評価:

7.54/10点 レビュー 13件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.11
(4pt)

小役人シリーズ

いわゆる「小役人」シリーズの一作である。この作品では、公正取引委員会の役人が活躍する。

主人公は伊田。公取で働いていて、上司のキャリア官僚、雨宮と建設省との癒着の疑いを本人に直接ぶつけたのだ。しかし、当然ながら雨宮はそれを否定し、伊田は閑職に追いやられた。

この事件はそれだけでは終わらない。ある新聞社の記者が伊田にワシヤサブロウという人物を知っているだろうと言ってきたのだ。そんな人間を知らない伊田は否定する。だが、その後銀行で貯金を引き出そうとした伊田は預金が300万円増えていることに気づく。その金を振り込んだ人物がワシヤサブロウだった。これは何者かが伊田を公取から追放しようという罠だったのだ。さらに、ワシヤサブロウの名で郵便受けに20万円の入った封筒が入れられていた。そして留守番電話にワシヤからの「例の書類は確かに受け取りました。お約束のものをお納めください」というメッセージが残されていた。そして、疑惑を深める証拠が見つかり、伊田は辞表を出さざるを得なくなる。

最初は雨宮の仕業かと思ったが、こんなことをすれば雨宮自身が不利になる。では、こんな罠を仕掛けたのは誰なのか。

真相を突き止めようと動き出した伊田だったが、思いもしない方向に話が進み、フィリピンでのODAに不正がないかどうかを調べるように頼まれる。全ての罠は、伊田にこの役目を引き受けさせるための筋書きだったのだ。そして、舞台はマニラ、同じフィリピンのスールー、そして再びマニラ、最後は東京へ―。

車で尾行されたり、アクションシーンもあったりと、なかなかエンターテインメントとしては楽しめる。そして乱歩賞作家らしく、どんでん返しも待っている。さすがに真保裕一だ、と思わせてくれた作品だった。
取引 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 取引 (講談社文庫)より
4062630982
No.10
(4pt)

小役人シリーズ

いわゆる「小役人」シリーズの一作である。この作品では、公正取引委員会の役人が活躍する。

主人公は伊田。公取で働いていて、上司のキャリア官僚、雨宮と建設省との癒着の疑いを本人に直接ぶつけたのだ。しかし、当然ながら雨宮はそれを否定し、伊田は閑職に追いやられた。

この事件はそれだけでは終わらない。ある新聞社の記者が伊田にワシヤサブロウという人物を知っているだろうと言ってきたのだ。そんな人間を知らない伊田は否定する。だが、その後銀行で貯金を引き出そうとした伊田は預金が300万円増えていることに気づく。その金を振り込んだ人物がワシヤサブロウだった。これは何者かが伊田を公取から追放しようという罠だったのだ。さらに、ワシヤサブロウの名で郵便受けに20万円の入った封筒が入れられていた。そして留守番電話にワシヤからの「例の書類は確かに受け取りました。お約束のものをお納めください」というメッセージが残されていた。そして、疑惑を深める証拠が見つかり、伊田は辞表を出さざるを得なくなる。

最初は雨宮の仕業かと思ったが、こんなことをすれば雨宮自身が不利になる。では、こんな罠を仕掛けたのは誰なのか。

真相を突き止めようと動き出した伊田だったが、思いもしない方向に話が進み、フィリピンでのODAに不正がないかどうかを調べるように頼まれる。全ての罠は、伊田にこの役目を引き受けさせるための筋書きだったのだ。そして、舞台はマニラ、同じフィリピンのスールー、そして再びマニラ、最後は東京へ―。

車で尾行されたり、アクションシーンもあったりと、なかなかエンターテインメントとしては楽しめる。そして乱歩賞作家らしく、どんでん返しも待っている。さすがに真保裕一だ、と思わせてくれた作品だった。
取引 Amazon書評・レビュー: 取引より
4062060337
No.9
(3pt)

官僚機構をはみ出した小役人の物語。

結局、小役人シリーズ3編を読み切る。
やはり、「連鎖」が、一番よかったのかもしれない。
ちょっと、あれこれと考えすぎであるが。
汚染食品の輸入。
海底火山の噴火による島の形成と国家利益。
ODAと談合。
いずれも、現代という時代背景のもとで、起こっている問題である。
厚生省の食品監視員。
気象庁の地震観測員。
公正取締委員会の職員。
国家機構の中で、少なくとも、その問題を目の当たりにして、いる人が主人公である。
気象庁では、辞職して、追求する。
公取は、辞職させられて、追求する。
その点では、官僚機構をはみ出さない限り、その実体を追求することはできない。
システムができていることは、人間らしさを失うことでもある。
人間を回復する時、あるのは自分だけかもしれない。
取引 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 取引 (講談社文庫)より
4062630982
No.8
(3pt)

官僚機構をはみ出した小役人の物語。

結局、小役人シリーズ3編を読み切る。
やはり、「連鎖」が、一番よかったのかもしれない。
ちょっと、あれこれと考えすぎであるが。
汚染食品の輸入。
海底火山の噴火による島の形成と国家利益。
ODAと談合。
いずれも、現代という時代背景のもとで、起こっている問題である。
厚生省の食品監視員。
気象庁の地震観測員。
公正取締委員会の職員。
国家機構の中で、少なくとも、その問題を目の当たりにして、いる人が主人公である。
気象庁では、辞職して、追求する。
公取は、辞職させられて、追求する。
その点では、官僚機構をはみ出さない限り、その実体を追求することはできない。
システムができていることは、人間らしさを失うことでもある。
人間を回復する時、あるのは自分だけかもしれない。
取引 Amazon書評・レビュー: 取引より
4062060337
No.7
(5pt)

取引

個人読書履歴。一般文学通算448作品目の読書完。2012/10/04
取引 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 取引 (講談社文庫)より
4062630982

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