炎の眠り
登録されているタグ
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
4.00pt
4.00pt
Amazon平均点
4.40pt
みんなの オススメpt 自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク[?]
D
↑現実的
0.00pt
0.00pt
←非ミステリ
58.00pt
ミステリ→
81.00pt
↓幻想的
初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,320回
お気に入りにされた回数
0回
読書済み登録回数
1回
- このページのURL
あらすじ
外部リンク
※特設サイト・著者サイトなど
評判
炎の眠りの評価:
4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
炎の眠りの総合評価:
8.00/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
現在まで翻訳されているキャロルの作品を読んだのはもう何十年も前で、最近また最初から再読しています。話の整合性や読みやすさなど娯楽作品としてみると、個人的にはいまだに処女作「死者の書」が一番です。インパクトが強烈でストーリーをまともにおぼえていたのはこの作品だけでした。
2作目はわりとストレートなホラーですが、「月の骨」以降はだんだん複雑になっている気がして、夢と現実が入り混じったり、ありえないことが普通に起こるので、時に話の進行が散漫になる印象で、キャロル作品は人を選ぶというかかなり好き嫌いが分かれると思います。
実際、日本ではあまり売れないそうで、翻訳も途中で止まってしまったのはとても残念です。
この「炎の眠り」の主人公アメリカ人のウォーカーはゴミ箱に捨てられていたところをホームレスに拾われた捨て子で、出生のことは何もわかっていません。現在はウィーン在住で映画脚本家として食べていけるようになりました。話の3分の1くらいまではどうして主人公がバツイチになってしまったか、そしてマリスという女性と出会って熱烈な恋に落ちる様子が描かれています。
変異が起きてくるのはそれからで、ウォーカーに瓜二つの肖像が描かれた墓石をマリスがみつけたところからです。見に行ってみると不気味な老婆に「レドナクセラ、ここにたどりつくまで長かったね」と声をかけられて戸惑います。自分はいったい何者なのかと調べ始める主人公。ある日ユダヤ人の老人ヴェナスクを紹介され、彼に導かれて眠っていた不思議な力をよみがえらせます。
キャロルの作品にいつも描かれるのは父親と子の関係です。キャロルの父親は有名なハリウッド映画の脚本家で、”偉大な”父親との間に軋轢でもあったのでしょうか。特にこの作品では毒親のような父が強烈な印象を残します。またユダヤ人がよく登場するのは、彼の母親がユダヤ系だったからかもしれません。
また、今回はキャロルにしてはめずらしく古い時代のことが主人公の前世として描かれていて、その描写がとても風情があって好きです。1900年代初頭のロシア、ナチス時代のオーストリアと南仏、そしてグリム童話の中の世界。
話のオチもグリム童話が関わってきますが、そのあたりはスリリングで読んでいてどきどきしました。キャロルの中では特に好きな作品です。