死者が飲む水
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種別
長編
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あらすじ
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評判
死者が飲む水の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
死者が飲む水の総合評価:
8.14/10点 レビュー 7件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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で、3人を比較してみると面白い。
・ミタライ → 天才型
・吉敷 → 熱血漢
・牛越佐武郎 → 通称『モーさん』。最も一般的なタイプの日本の刑事
この三者三様のキャラクタが島田荘司の定番の謎
・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう
に、各々が挑むのだ。なかなか面白い。
読了して最初に浮かんだのは、こんなステキな作品を読み逃さなくてよかった、ということだった。
この作品は、島田荘司らしさに満ち満ちている。特に、島田荘司だけの『優しさ』に溢れている。それは、たとえば『御手洗潔のメロディ』の中の『SIVAD SELIM』などでも感じられるのだが、心の優しさそのものだ。その奥深い温かさは他のどの作家からも感じることができない島田荘司だけのものだと思う。
この作品の後半で、刑事が犯人に自首させるためにクビを覚悟で単身乗り込む。こういうことは実際は無いのだと思うのだが、それも島田ワールドなら当然と思えてしまう。
ストーリーの組み立ても実に丁寧で、言葉に一つも無駄がない、美しい。読み逃すことなど許されない傑作だと思う。