烙印
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烙印の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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本作を大幅改訂して刊行されたものが「迷宮遡行」。著者によると、”主人公を始めとする登場人物の設定、物語のトーン、発端と結末など、かなりの部分で変更があります。七割は新たに書き下ろした原稿なので、まったく別の作品と思っていただきたい”とのこと。 | ||||
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追水は知りたいだろうが、最後後東があんな事になるのはショックで追水を起こりたくなる。 | ||||
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この作品をベースにして書かれた作品、『迷宮遡行』を先に読んだので、ストーリーの大体の流れ自体は理解している状態でこの作品を手に取った。そこで、『迷宮遡行』との比較で書いてみる。両者の間での大きな違いと言えば、やはり最初と最後であろう。『迷宮遡行』では「行方不明になった妻を捜す」、というところなのだが、こちらでは「行方不明になった妻が、遺体となって発見された」というところから話がスタートする。また主人公・迫水も、『迷宮遡行』ではリストラにあって失業中の元サラリーマンだが、こちらでは警察官であり、その妻の死を契機に退職する、と言う形になる。その後の流れとしては、ほぼ同様である。勿論、微妙なところで設定が異なっていたり、結果的には同じ内容であっても少しずつ言いまわしが異なるだとかはあるのだが。そして、ラストがまた大きく異なる。ラストに関しては、ネタバレになるのであまり言及するつもりは無いのだが、ちょっと苦しい、というのが感想だ。正直に言うと、実は『迷宮遡行』に関しても不満点がなかったわけではない。だが、こちらと比較してみると明らかに完成度が高くなっているのは明かである。例えば、主人公の設定。ヤクザに痛めつけられる主人公が、元警察官でした、というのと、リストラにあったサラリーマンというのであれば、サラリーマンという方がリアリティを感じるし、感情移入もしやすい。また、オチの部分に関しても、この『烙印』のオチよりも、『迷宮遡行』のオチの方がはるかにスムーズに感じる。勿論、『迷宮遡行』を読まずに、この作品を読めばまだ納得できたかもしれないが、反対となると、その違いがよくわかる。あくまでも個人的には、作品そのものというよりも、この作品と『迷宮遡行』によって、著者の成長というものを感じた。…って、私などが偉そうに言う事でもないのだが…。 | ||||
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この作品をベースにして書かれた作品、『迷宮遡行』を先に読んだので、ストーリーの大体の流れ自体は理解している状態でこの作品を手に取った。そこで、『迷宮遡行』との比較で書いてみる。 両者の間での大きな違いと言えば、やはり最初と最後であろう。『迷宮遡行』では「行方不明になった妻を捜す」、というところなのだが、こちらでは「行方不明になった妻が、遺体となって発見された」というところから話がスタートする。また主人公・迫水も、『迷宮遡行』ではリストラにあって失業中の元サラリーマンだが、こちらでは警察官であり、その妻の死を契機に退職する、と言う形になる。 その後の流れとしては、ほぼ同様である。勿論、微妙なところで設定が異なっていたり、結果的には同じ内容であっても少しずつ言いまわしが異なるだとかはあるのだが。そして、ラストがまた大きく異なる。ラストに関しては、ネタバレになるのであまり言及するつもりは無いのだが、ちょっと苦しい、というのが感想だ。 正直に言うと、実は『迷宮遡行』に関しても不満点がなかったわけではない。だが、こちらと比較してみると明らかに完成度が高くなっているのは明かである。例えば、主人公の設定。ヤクザに痛めつけられる主人公が、元警察官でした、というのと、リストラにあったサラリーマンというのであれば、サラリーマンという方がリアリティを感じるし、感情移入もしやすい。また、オチの部分に関しても、この『烙印』のオチよりも、『迷宮遡行』のオチの方がはるかにスムーズに感じる。勿論、『迷宮遡行』を読まずに、この作品を読めばまだ納得できたかもしれないが、反対となると、その違いがよくわかる。 あくまでも個人的には、作品そのものというよりも、この作品と『迷宮遡行』によって、著者の成長というものを感じた。…って、私などが偉そうに言う事でもないのだが…。 | ||||
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