ジャグラー



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初公開日(参考)1991年04月
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長編小説

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ジャグラー (徳間デュアル文庫)

2002年04月01日 ジャグラー (徳間デュアル文庫)

霊界の現世への侵出を防ぐため、緩衝地帯に現れた我らがヒーロー。“だれなんだ?アホなのか?変人かい?”彼の名は、人呼んで、ジャグラー。近未来、コンピュータ・チップの処理速度は量子効果障害によって技術的な限界を迎えていた。だが量子効果が霊的現象であることが解明され、テクノロジーがついにユークリッド的非存在“霊”を演算により証明してしまう。来るべき、約束の地であるはずの霊界はアメリカン・コミックそのままの、俗悪なる原色の世界だった!バッド・ポップなSFアクションの傑作、初文庫化。 (「BOOK」データベースより)




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ジャグラーの総合評価:7.50/10点レビュー 4件。-ランク


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未読の方はご注意ください

No.4:
(4pt)

「ジュークボックス」の続編

単行本の表紙の絵と、いきなりスパイダーマン、スーパーマン、バッドマンから始まるストーリーに、単なるお遊び小説かと思っていたが、読み進めると、「ジュークボックス」から繋がる生命言語ランガー(神)の話であることに気がつく。その意味ではきちんとしたSFもの。
「死」については、この後5年後に出される「デッドソルジャーライブ」で完結する。
ところで、山田正紀はアメコミが好きだったんですね。
ジャグラーAmazon書評・レビュー:ジャグラーより
4191245198
No.3:
(3pt)

ハチャメチャな世界で目くるめく現実と虚構

量子コンピュータが実用化された未来の世界。
量子の効果が、現世と霊界をつないでしまう。
現世と霊界の境界にあたる地区には、
人類のいろいろな勢力、霊界の力がぶつかりあう。
そこに現れたアメリカン・コミックのヒーロー「ジャグラー」。
ジャグラーは、現世と霊界の秩序を守るためと対決していくが、
その正体は、背後にあるものは・・・。
一見ハチャメチャな設定ですが、
コンピュータ・サイエンスなども関連し、
良く練られたものです。
世界とは死とは現実とは・・・
そして、現実と虚構が目くるめく世界を
読むことができます。
ジャグラーAmazon書評・レビュー:ジャグラーより
4191245198
No.2:
(4pt)

見事な思索のアウフヘーベンの傑作

本書のベストセリフ
「日本の官僚たちの最も重要な仕事というのは何でしょう?
それは自分の属する官庁の既得権を守ることです」
想像出来ない事を想像する天才山田正紀。
今回のモチーフは死後の世界、霊界で、
テーマは人類進化テーマの特化した人類家畜テーマである。
死後の世界が存在するということと、
死んだ人間の魂が死後も存在出来ることは別問題だと提示した、
見事な思索のアウフヘーベンの傑作。
死後の世界が人類の為にあると思うのは、
人間の浅はかな思い込み。
人間は現世で生きて魂を磨く。
死んだ人間の魂は、死後の世界に行く。
が、そこは天国でも地獄でもない。
魂を食べる存在が死後の世界には待ち構えているのだ。
現世は彼らが作った魂の養殖場である。
食われなかった魂は、
浮遊霊として現世に出てくるらしい。
バーチャルリアリティゲームを制御する量子コンピュータが
浮遊霊に取り付かれ、
東京湾にあの世とこの世を繋ぐ煉獄が顕現する。
この世に幽霊が侵略してくるのを防ぐため、
人類は煉獄に生け贄として人間を積極的に送り込む。
煉獄に生きる浮浪者リョウが主人公。
だが、彼は量子コンピュータにアクセスし、
仮想空間を捻じ曲げ、
スーパーヒーロージャグラーに変身するのである!
煉獄もあの世も量子コンピュータで視覚化したら、
アメコミタッチのギャグみたいな世界であったのである!
スーパーヒーロージャグラーは、
霊界の手先になったプログラ魔たちと戦い続ける!
という話です。
YA扱いされているみたいな気もするが、
本格SFである。
ジャグラーAmazon書評・レビュー:ジャグラーより
4191245198
No.1:
(4pt)

変種SF

SFの鬼才、山田正紀氏がエンターテイメント性を重視して書き上げたと思われるアメコミヒーロー活劇。霊界が発見された近未来、その霊界と現世を繋ぐ「ファームランド」という極彩色の世界で、謎のヒーロー「ジャグラー」は一癖も二癖もある敵と壮絶な死闘を繰り広げる。ファンタジーぽい設定ですが、これは間違いなくSFです。非現実的なファームランドの住人であるジャグラーと、近未来の現実世界で生きる平凡な会社員を徐々にクロスフェードさせていくことで、現実の非現実感をうまく表現しており、読んでいると奇妙な浮遊感があります。死を記述しうる生命言語という魅力的な(意味の分からない)テーマを持ち出す山田正紀節も炸裂し、気持ちの良いどんでん返しの連続で終盤にかけて一気に盛り上がり、ラストは氏の作品らしい壮大な投げっぱなしで脱力感もひとしおです。ギャグというほどではないにしろ、全体的にふざけた感じが仄かに匂う作品なので、氏の作品の中では比較的読みやすい方だと思います。私は面白いと思いましたが、慣れないと、何だか難しげな会話に躊躇する可能性も有。
ジャグラーAmazon書評・レビュー:ジャグラーより
4191245198



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