切断都市
- 劇場型犯罪 (21)
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芦辺拓は本格謎解きミステリー(パズラー)と物語性の融合をテーマとして歴史ものや少年向けの作品も含め、さまざまな作品をこれまでに発表している。 彼の作品パターンは大きく分けて2つ。ひとつはかつて青少年時代に読んだり観たりしてワクワクしたり、面白かった物語へのノスタルジックな回帰を根底にした、ネオクラシックな「本格謎解きもの」と、もうひとつは社会の抱える病巣、たとえば理不尽な為政者や権力(者)への痛烈な批判をメインのモチーフに据えた「社会派パズラー」である。だが両方共にミステリー作家としてちゃんと本格謎解き(パズラー)の体裁(コード)を整えている。 前者の代表作が私の最も好きな『グラン・ギニョール城』であり、後者の代表がこれもまたたいへん読み応えのあった『十三番目の陪審員』であると思う。 本書は後者に位置づけられる作品であるが、とりわけ彼の最も得意とするフィールド「都市」大阪をテーマにしたミステリーになっている。惜しむらくは謎解きと権力(者)批判がどっちつかずになってしまっている点だ。 | ||||
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J-NOVEL誌に連載されていた時から、気に入ってずっと愛読してました。芦辺拓氏と言えば森江春策なんですけど、この本ではニューヒーロー登場!です。それも、端正な美男。警察官なんですけど、キャリアでもノンキャリアでもない<準キャリア>という立場にあって、何年か前までは民間企業に勤めていたのが、ゲーム理論の研究を実践に移すために警察に入り直したという変わり種。キャリアとノンキャリア、民間と警察の端境にいる「境界人」といってもいいでしょうか。それゆえにこそ得られる情報があり、気づくことがあり、事件を解決に導く…という感じです。大阪府や兵庫県の成り立ちに関わる問題もあり、関西人として非常に興味深く読んでしまいました。もちろん、あっと驚くどんでん返しもアリ。ご購入の後は、カバーをそっと外してみることもお忘れなく♪ | ||||
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