君のクイズ

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種別
長編
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あらすじ

2025年04月25日 君のクイズ (朝日文庫)

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。(「BOOK」データベースより)

評判

君のクイズの評価:

6.00/10点 レビュー 6件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

君のクイズの総合評価:

7.01/10点 レビュー 220件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(7pt)

君のクイズの感想

巧緻な構成! ゼロ文字押しが、次第に高い蓋然性を帯びていく過程はスリリングな知的遊戯っ! ただ結局は、メタ的状況から読み解いた、というのは平凡な結論でもある。それでも、とても読み易いし満足度の高い逸品!

寿司芸者
K2SWV1GW
No.3
(7pt)

君のクイズの感想

今を時めく二人の有名クイズプレーヤー。
舞台は某クイズ番組の決勝戦。
しかもこの番組、TVでライブ中継されている。
優勝賞金は1,000万円。現在得たポイント数は、両者同数で、これがラストの1問。
その最後の1問で、相手プレーヤーは、MCの「では問題です・・」でボタンを押し、それに正解し優勝する。
なぜ相手は問題文を一文字も聴かずに正解に辿り着けたのだろうか?
本作はこの疑問に答えるべく、敗者になったプレーヤーが思考する過程を、つぶさに描いた作品である。

もちろんこの問いかけに対する解答は、次の3つしかない。これは素人でも解る。
①番組はヤラセ番組で、勝者は出題される問題を最初から知っていた。
②勝者は超能力者で、MCの心を透視することが出来る。
③物事には必ず理屈がある。今回の決勝のラスト問題は予想することが可能になっており、勝者はそれを正確に予想出来ていた。

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2
(8pt)

君のクイズの感想

2023年度の日本推理作家協会賞受賞作。
昨年からSNSやメディアで目にしていて気になっていた中、推協の受賞に後押しされて手に取りました。

物語はクイズ番組決勝の最終問題にて、問題を読み上げる前に解答し優勝を果たすという出来事が発生。これは事前に解答を知らされていたなどのヤラセではないのか?ヤラセではないとしたら何が起きたのか?というもの。

まず読者の興味が沸く掴みが素晴らしい。
ミステリ好きのみならず一般読者にも分かりやすい不可能状況である。
何が起きたのか?に始まり、どのような可能性があるのか。水平思考で脳を刺激する読書が面白く結末が気になる読書でした。

ただ本書に興味がある方への懸念点を補足すると、本書はミステリの楽しさを求める物語ではなく、『クイズ』にまつわるプレイヤーの思考や物語を体験するエンタメです。推理作家協会賞作品だからと言ってミステリを期待し過ぎると思っていたのと違うという評価になってしまうのでその点は注意です。

読書中はクイズプレイヤーの思考の探索が面白かったです。クイズに答えられるという事は人生においてその事象に触れている事や肯定になる考え方にも感銘を受けました。映画『スラムドッグ$ミリオネア』という作品を思い出しましたが、クイズは知識だけでなく人生の積み重ねをも感じます。

実の所、結末に関しては好みではありませんでした。
恐らく同じような感想の方が多く出そうな内容です。ただこれがクイズに対する考え方の多様性を表している面を感じます。後味が好みではないのですが、なるほどなという後味でした。
タイトル『君のクイズ』が巧い言葉で、読後にクイズとはあなたにとって何になるのか考えさせる事でしょう。おすすめです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1
(7pt)

君のクイズの感想

クイズプレイヤーの脳内で何が起きているのか!
その正答は実力?予見?魔法?
クイズ好きだけでなく、脳の仕組みや思考や心理学に興味のある方にも趣深い作品だと思います。

問い…が始まる前から脳内にある未知数の答え、問い…が発せられた瞬間からシナプス間に駆け巡る電流、一瞬でも早く「確定ポイント」を見極め、ボタンを押す。問い…が止まっても、脳内活動は続き、知識✕経験+心理戦、そして回答、それは運か実力か。凄いです。

直木賞受賞作家さんだけあり、文章も読み易く、サクサク展開も小気味好く、手軽に読める作品です。
真偽はともかく、クイズ番組やプレイヤー業界の裏側も垣間見れて面白いので、休日のお愉しみなどにもいかがでしょうか。

はつえ
L7BVQMDY

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.214
(2pt)

ミステリーではないし読み物としても何がしたいのかよく分からない

優勝賞金1000万円をかけた生放送のクイズ番組の決勝戦という、空気の張り詰めた描写がとても臨場感にあふれていたので、導入部から一気に引き込まれました。
そこからさらに、対戦相手はなぜ問題文が読まれる前に正解できたのか?というインパクトが強い謎まで提示されたものだから、めちゃくちゃ期待しながら読み進めました。

主人公のクイズに対する想いや、クイズとの向き合い方はとても良かったですし、クイズ回答者の思考回路、確定ポイント、問読みの唇の動きを読み取る、といった数々のテクニックまで知れて、競技クイズの奥深さを感じられたのでそこは楽しく読めました。
しかしそれ以外は、人物描写が浅く全く感情移入できない主人公の独白を、延々と読まされるだけでした。

そして肝心の謎の真相が酷かった…。
現実であればその行動や考えは実際的で理解はできますが、エンタメ作品として見るとあのインパクトの強い導入部との落差が大きすぎてがっかりしました。
真相に対してもっと主人公の感情表現を入れてくれればまだ良いものの、ものすごく不愉快なのがわかる描写がサラッと入っているだけなので、読んでいる方も気持ちのやり場がなく、もやもやが残るだけでした。

ミステリーを期待して読むと確実に肩透かしを食らいますし、読み物としても何がしたいんだかよく分からない作品でした。
君のクイズ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 君のクイズ (朝日文庫)より
4022651938
No.213
(3pt)

あのクイズはヤラセだったのか?

クイズがテーマの作品です。
主人公の三島は「Q-1グランプリ」と言うクイズ大会決勝で、クイズ界の人気者本庄と対戦する。その本庄が、勝負を決める最終問題で、なんと、問題が読み上げられる前に、解答し、正解してしまったところから始まる。
問題文が読み上げられる前だから、問題内容が一切わからない状態での正解である。ヤラセなんかが疑われて、大会そのものが、ワイドショーで連日取り上げられても、おかしくはない。しかし、その辺を問題視したのは、クイズプレイヤーだけで、彼ら以外は、あまり問題視しなかったみたい。おかしいな。
三島も、ヤラセだとは即断せずに、大会決勝の番組を観直しはじめる。そこで、三島はある事に気づき、それを本庄に言うが、その結果は、とても残酷な事だった。
作品の流れが、大会決勝の観直しと三島の過去がワンセットとなって、それが何セットか続くのだけど、結構静かな展開だったと思う。よく、この作品を映画化したなあと感心した。あまり動きがないから、どうすんのかと考えてしまう。映画はまだ観ていない。うーん、観なくても良いかな。
君のクイズ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 君のクイズ (朝日文庫)より
4022651938
No.212
(3pt)

クイズ競技が知れる。人物の魅力が弱い。

まあまあ。何故かは分かったが分かったとてふーん…で終わってしまった。魅力のある人物が居なくてそれが辛かった。
クイズの競技について学べたことは面白かった。クイズに興味あるならおすすめ。
君のクイズ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 君のクイズ (朝日文庫)より
4022651938
No.211
(5pt)

君のクイズは、僕のボイスでした。

大人になってから合唱をやるなんて思っていなかった。

広告の会社で4年ほど働いたのち、
会社を辞めて、行ったこともないはじめての島に飛び込んだ昨年の6月。

島に飛び込んで右も左もわからないまま、目の前の人やものに食いついて動いているうちに、
気づいたら島の合唱団に所属し、合唱に励んでいた。

合唱なんて、中学校のときに一回歌ったくらいだ。

だから最初は、「みんなで歌う趣味」くらいに思っていた。

けれど、この本を読んで、その認識はひっくり返った。

『君のクイズ』は、クイズという競技の話だ。
でも読み終わったあと、頭の中に浮かんでいたのは早押しボタンではなく、毎週練習している合唱の風景だった。

指揮者が腕を振り上げる、その一瞬の沈黙。

息を吸うタイミング。

子音を置く位置。

隣の人の声を聴きながら、自分の声をほんの少しだけ前に出す判断。

音程を合わせることよりも、言葉をどう届けるか。

一つひとつは外から見れば気づかれないほど小さな違いなのに、
その積み重ねだけで演奏はまるで別物になる。

そうか。

これは「歌を歌うこと」じゃない。

合唱というスポーツなんだ。

『君のクイズ』は、競技者だけが見ている世界を言葉にしてくれる。

一問に人生を懸ける人たちは、何を見ていて、何を考え、何に美しさを感じているのか。

その解像度で描かれたからこそ、僕は自分が毎週向き合っている合唱にも、同じ熱量が流れていることに気づけた。

スポーツは、勝ち負けがあるものだけじゃない。

誰にも見えない精度を磨き続ける営みは、全部スポーツなのかもしれない。

いま向き合っているものを、スポーツのように見つめ直してみる。

すると、どんどん誇りを持てるようになってくるし、楽しくなってくる。

どんな領域であれ、プロってみんなスポーツ選手なんだな。

ただ一冊の本を読んだだけなのに、自分の中の内なる声がたくさん湧き出てきて、
日々の暮らしの中で抜け落ちていっていた細かい機微の思考が言語化されていく感じが楽しくて、
中学・高校時代の部活動をやっていたあの頃の青さと熱さを思い出しました。

君のクイズは、僕のボイスでした。
君のクイズ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 君のクイズ (朝日文庫)より
4022651938
No.210
(1pt)

クイズ回答者の哲学を述べただけ

しょうもない結末を読まされるだけで、中身なし。
君のクイズ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 君のクイズ (朝日文庫)より
4022651938

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