兄の殺人者
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初版刊行(参考)
種別
長編
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3,448回
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4回
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あらすじ
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評判
兄の殺人者の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
兄の殺人者の総合評価:
8.60/10点 レビュー 10件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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とのことで50~60年代の戦後のイギリスを舞台としたもので、おそらくは地方の小都市。
エレベータが手動開閉の扉を備えていたり、専用回線の電話線を引いていたりといったアナログ感のある時代設定です。
濃霧の夜に、電話でオフィスに呼び出された主人公が法律事務所の共同経営者である兄の遺体を発見する…という幕開けで小説は始まります。
しっとりとした人物描写で、登場人物の性格が鮮やかに描かれる一方、特に強調されていないとはいえ、冷たい小雨が降りそぼる陰鬱な冬という光景が目に浮かびます。普及しつつある自動車をはじめ、タイプライターやロウ管録音機、万年筆セットに木製のデスク…といったクラシックなオフィスの様子がまた色を添えます。
主人公の性格もまたいいですね。どうみても不公平な扱いを受けているように見えるが、兄に対する親愛の情があったり、あるいは周りの人たちに対して強く出られない弱さもあり、苛立ちを爆発させる場面もあったりと、とても人間的です。友人にもちたいタイプですね。エモーショナルな地の文にはヒントがそっと隠されています。まず読んで、そして全てがわかった後にまた読んで、そして今度は犯人捜しを離れてひとつの物語としてまた読んで。と何度も楽しめる作品です。