かくてアドニスは殺された
- 安楽探偵テイマー教授 (4)
- 安楽椅子探偵 (187)
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若い弁護士ジュリアがイタリア旅行に行く事になり、同僚の弁護士たちはいたく心配する。ジュリアは、生まれ故郷のロンドンですら、しょっちゅう迷子になるような、超おっちょこちょいなのだ。だがジュリアの災難は、予想をはるかに上回るとんでもないものだった。殺人容疑で逮捕されたというのだ! そして、事件前にジュリアが書いた、脳天気な手紙が次々と届く。同僚たちは、恩師のテイマー教授を囲んで、手紙を手がかりにワイワイガヤガヤと推理を戦わせるが…。 アメリカのユーモアはゲラゲラ、イギリスのユーモアはクスクス、とよく言われる。本書はイギリスの話だが、クスクス笑いっぱなしだった。驚異の天然ボケ・ジュリアの、少し(大いに?)ズレている手紙が実におかしい。同僚たちの、どことなくトンチンカンなやりとりにも笑える。抑えた筆致で、大真面目に書かれているので、なおさらおかしい。 ユーモアも上質だが、本格的な謎解きとしてもなかなか良く出来ている。驚くべき結末は最初唐突な感じもするが、読み返してみると、軽妙な文章の中に伏線が巧妙にはりめぐらされていたのがわかる。ユーモア・ミステリーはかくあるべし、と言える傑作である。お試しあれ。 | ||||
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この著者の第二作「黄泉の国へまっしぐら」(でしたっけ?)を読んでとても気に入ったので、同著者の本を古本屋で探して見つけました。この本が一作目だそうです。お馴染みの法律事務所のメンバーが殺人事件に巻き込まれるという、おきまりの(?)パターンです。「黄泉」に比べるとややストーリー展開が強引ですが、なかなか楽しめる推理小説です。ただし、推理を楽しむと言うよりは小説として楽しむ本ですね。いかにも英国らしい上品でウィットの効いた会話が絶妙です。爆笑できる推理小説です。お勧めです。 | ||||
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