虚像のアラベスク
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あらすじ
『最後のトリック』の著者による、芸術探偵シリーズ最新作!創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、海埜警部補が専従班として警護に当たることに。芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた甥の“芸術探偵”神泉寺瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は、ダンサーが舞台に刺さったナイフの間をすり抜けたり、空中高く放り投げられたり、狂言自殺でナイフを胸に突き刺したりと危険なシーンばかり。万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまった――。緊張の中、幕があがる!舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する、書き下ろしミステリ中篇集。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
評判
虚像のアラベスクの評価:
8.25/10点 レビュー 4件。 A ランク
虚像のアラベスクの総合評価:
7.75/10点 レビュー 12件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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1作目『ドン・キホーテ・アラベスク』はあらすじ通りバレエを舞台とした作品。過去作の芸術ミステリ同様に、得意のフランス語を含めたバレエの知識を得ながら楽しめた作品でした。著者の勉強にもなるミステリは毎回面白い。シリーズキャラクターも交えて良い感じ。明かされた真相も気分の良いもので好み。短編作品+バレエ知識で中編ボリュームの作品です。
2作目は前知識なしで読んでもらいたいので、あらすじは割愛。
ふと、1作目と2作目、どちらのネタを先に思いついたんだろうと思う。2作目かな。中編集と言えどこの2作は2つで意味を成す体裁を得ている。それぞれ単体で見ると、そこまで際立ったネタではないと思う。ただ、2つ合わせる事で効果的に活用されている。こういう意味のある使い方は本当に巧いと思う。
ま、後は好みのお話なので、個人的には楽しめたけど、読みたい気分の内容とは違った作品だった次第。
バカミスは好きなんですけど、本格ミステリを読みたいと思って手に取るのと、バカミスを読みたいと思って手に取るのでは印象が異なる。今回はタイミングが悪かった模様。面白くて良い意味でくだらないwって感じなんですけどね。
と、なんだかんだ言っても質が高いのは流石です。
あと、著者はとてもお茶目で楽しい人なんだろうなっていう印象が本作ではとても感じました。ある種、本作はテーマをもった作品ではあるのですが、それよりも著者の人柄をよく表している作品であると感じました。勝手な想像ですが、自己紹介本の感覚で、どんな作品を書く人ですか?と尋ねられたら、本書を渡して、真面目な所とお茶目な所を感じてもらうような作品。そんな事を思いました。
▼以下、ネタバレ感想