恐怖の冥路



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    初公開日(参考)1977年11月
    分類

    長編小説

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    恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)

    1977年11月30日 恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt

    恐怖の冥路の総合評価:5.00/10点レビュー 4件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (2pt)

    ウールリッチなのにダメでした

    読み手が悪いのか書き手が悪いのか、その答えはここでは解らないが、何とも物語に吸引力が無かった。この前に読んだ島田氏の『龍臥亭事件』が早く読みたくてうずうずしていたのに対し、今回は食指が伸びなかった。あのウールリッチの作品とは思えないほどの印象の薄い内容だった。

    物語はある金持ちから逃れたカップルがキューバはハバナに着く所から始まる。そこであるバーで写真を撮られるのだが、その瞬間、駆け落ちしてきた女性が何者かに刺され死んでしまう。その凶器が主人公が先ほど骨董屋で購入したナイフだということから逮捕される。しかし、それは主人公が買ったものとは微妙に異なる事を強調し、刑事らとその骨董屋に向かうのだが、主人はそのナイフこそ主人公が買ったものだと主張し、その証拠として領収書を見せる。かくして殺人犯人として連行されることになる主人公は刑事たちの一瞬の隙を突き、逃亡し、復讐を誓うのだった。

    冒頭の真実が事実とマッチングせずに読者を混迷の最中に陥れる手法はウールリッチタッチだが、それは別にいいとしても途中の描写に叙情感があまり無く、また物語も起伏に富んでいるようで実は三文サスペンスに過ぎないような展開なのだ。
    この作品は絶版にしてもいいと思う。代わりに『黒衣の花嫁』や『死者との結婚』とかを復刊してくれ!!


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    Tetchy
    WHOKS60S
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    No.3:
    (3pt)

    このカバー絵だけで充分価値あり

    アメリカから中米と、得体のしれない追っ手から逃げる若い男女の絶望的な逃避行の話です。
     正直、ストーリーは起伏に乏しく、作者の数多い作品中でもあまり出来のよくない1作ですが、このカバー絵が醸す暗い運命とロマンスの雰囲気は作品のテーマを余すところなく伝えており、これだけで充分買う価値があると思います。
    恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)Amazon書評・レビュー:恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)より
    4150706026
    No.2:
    (4pt)

    見知らぬ土地で犯人にされて

    大金持ちの人妻と駆け落ちした主人公のビルはキューバのハバナに逃れることに成功するが、二人が場末の酒場で写真屋がフラッシュをたいたとき、その人妻は殺されていた、脇腹にナイフを突き刺されて。大勢いた証人の誰もがビルを犯人と名指しして警察に逮捕されるのだが、彼はすきを見て迷路のような貧民窟へと逃亡した。見知らぬ土地で、たった一人で、どうやって逃れ、そして奪われた恋の復讐をするべきか。
    彼を助ける貧民窟に住む女を魅力的に描き、貧民窟の描写も秀逸で雰囲気がよくわかる。しかし、駆け落ちしたその人妻に関しては詳しい説明がなくて、どうして夫婦仲が悪いのか、どこに惹かれたのかがよくわからない。著者お好みの復讐劇という結末になっているが、見知らぬ土地で警察に追われながらの犯人捜しが山場になっていて、終わり方は割りとあっさりした印象である。
    恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)Amazon書評・レビュー:恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)より
    4150706026
    No.1:
    (2pt)

    雰囲気だけは立派

    『幻の女』『喪服のランデブー』『暗闇へのワルツ』等、コーネル・ウールリッチ(=ウイリアム・アイリッシュ)の名だたる長編に比して、こちらは雰囲気が雰囲気だけで終わってしまった感が無いとは言えない。この雰囲気だけでも立派、とも言えるが、長編の代表作と短編集ひと揃えを優先させた方が良いかと。
    恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)Amazon書評・レビュー:恐怖の冥路 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-2)より
    4150706026



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