恐怖の冥路
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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読み手が悪いのか書き手が悪いのか、その答えはここでは解らないが、何とも物語に吸引力が無かった。この前に読んだ島田氏の『龍臥亭事件』が早く読みたくてうずうずしていたのに対し、今回は食指が伸びなかった。あのウールリッチの作品とは思えないほどの印象の薄い内容だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アメリカから中米と、得体のしれない追っ手から逃げる若い男女の絶望的な逃避行の話です。 正直、ストーリーは起伏に乏しく、作者の数多い作品中でもあまり出来のよくない1作ですが、このカバー絵が醸す暗い運命とロマンスの雰囲気は作品のテーマを余すところなく伝えており、これだけで充分買う価値があると思います。 | ||||
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大金持ちの人妻と駆け落ちした主人公のビルはキューバのハバナに逃れることに成功するが、二人が場末の酒場で写真屋がフラッシュをたいたとき、その人妻は殺されていた、脇腹にナイフを突き刺されて。大勢いた証人の誰もがビルを犯人と名指しして警察に逮捕されるのだが、彼はすきを見て迷路のような貧民窟へと逃亡した。見知らぬ土地で、たった一人で、どうやって逃れ、そして奪われた恋の復讐をするべきか。 彼を助ける貧民窟に住む女を魅力的に描き、貧民窟の描写も秀逸で雰囲気がよくわかる。しかし、駆け落ちしたその人妻に関しては詳しい説明がなくて、どうして夫婦仲が悪いのか、どこに惹かれたのかがよくわからない。著者お好みの復讐劇という結末になっているが、見知らぬ土地で警察に追われながらの犯人捜しが山場になっていて、終わり方は割りとあっさりした印象である。 | ||||
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『幻の女』『喪服のランデブー』『暗闇へのワルツ』等、コーネル・ウールリッチ(=ウイリアム・アイリッシュ)の名だたる長編に比して、こちらは雰囲気が雰囲気だけで終わってしまった感が無いとは言えない。この雰囲気だけでも立派、とも言えるが、長編の代表作と短編集ひと揃えを優先させた方が良いかと。 | ||||
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