(アンソロジー)

とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢



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    初公開日(参考)2013年02月
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    アンソロジー

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    とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選

    2013年02月15日 とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選

    美しい金髪の下級生を誘拐する、有名私立中学校の女子三人組(「とうもろこしの乙女」)、屈強で悪魔的な性格の兄にいたぶられる、善良な芸術家肌の弟(「化石の兄弟」)、好色でハンサムな兄に悩まされる、奥手で繊細な弟(「タマゴテングタケ」)、退役傷病軍人の若者に思いを寄せる、裕福な未亡人(「ヘルピング・ハンズ」)、悪夢のような現実に落ちこんでいく、腕利きの美容整形外科医(「頭の穴」)。1995年から2010年にかけて発表された多くの短篇から、著者自らが選んだ悪夢的作品の傑作集。ブラム・ストーカー賞(短篇小説集部門)、世界幻想文学大賞(短篇部門「化石の兄弟」)受賞。(「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (5pt)

    良品。

    探索品にて希望通りの良品だった。
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    4309206158
    No.4:
    (1pt)

    残酷なだけ

    表紙からもっと詩的でファンタジーなホラーを期待して購入したが、とても現実的でドぎつく気持ち悪いホラーで美しさがなかった。
    とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選Amazon書評・レビュー:とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選より
    4309206158
    No.3:
    (4pt)

    お二人に賛成

    前のレビューのお二人に全面的に賛成。
    ただ個人的にはイラストに内容はぴったりだと思いました。

    表題作の「トウモロコシの乙女」
    アレだけが取り柄の女の子を、自分だけがあがめるものに仕立て上げようとする中二病の女の子の話。

    もうなんというか、「乙女」を自分のものにしようとする女子も取り巻きも、被害者の母親も先生もどこの部分を読んでも何かおかしい、ぞわぞわする。ラストは一応決着するんですが、不安感だけが残る。
    どの短編を読んでも、「このままここにおいていかないで」感でいっぱい。

    2013年のノーベル文学賞女性が受賞したというあやふやな情報を聞いて、ついにオーツが?と思っていたけど違いました。
    村上春樹氏よりはよっぽどこちらのほうが近いと思うけれど。アジア出身者はこの先数年はちょっと難しいだろうなぁ。
    最近アメリカ出身の作家の受賞は遠のいているので来年こそはと期待しております。
    とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選Amazon書評・レビュー:とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選より
    4309206158
    No.2:
    (5pt)

    ファンタジーでもホラーでもない「今」の恐怖と、血のにじむ親和の世界

    帯カバーの、うたい文句と、これだけ、読後のイメージの違う作品も、珍しいなと思いました。
    きっと、それは、若い世代に向けての、メッセージだったのでしょうね。
    残念ながら短命だった、あのフラナリー・オコナーが、今生きていたら、きっとこんな作品書いていただろうと思えるような作品ばかりです。朝日新聞の小野氏の書評で、購入決断しました。その内容が素晴しかったです。
    ファンタジーでも、ホラーでもない、恐怖の、今の世界が、ここにあります。

    とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選Amazon書評・レビュー:とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選より
    4309206158
    No.1:
    (5pt)

    愛憎とは人間心理のごく表面なのだと思わせる作品群

    タイトルと表紙イラストを含むブックデザインからジャケ買いしてしまった本作--ジョイス・キャロル・オーツを読むのは初めてです。

    「悪夢」というイメージから想像したようなジャンル・ホラー的な短編集ではなく「奇妙な味」でもなく、普通の文学の中で人間心理の暗闇というか、単純に割り切れない濃度の濃いもやに包まれたような世界を描き出しています。

    特に2つの作品に見られる双子の描き方に顕著ですが、他の作品でも、美醜や知性に年齢以上の開きを感じさせる少女たちとそれをとりまく大人、生活環境やレベル、年齢・経験の異なる男女など、コントラストのはっきりした人物の対比が際立っています。
    それが人物相互の愛憎として語られてはいるものの、オーツの書きたいものはどうもそうした感情の起伏や複雑やという、一般的なドラマツルギーに即したものではなさそうです。
    むしろ、人間の愛憎はごくごく表面的なわずかな差異でどちらにも転がるものであり、その奥の心理で人と人が「つながっている」と認識できるかどうか、重要なのはその一点のほうではないか--そう感じさせるラストの作りであり、深い余韻として残る印象でもあります。

    個人的にはこの余韻が非常に納得でき、また(「悪夢」といいつつも)心地よく感じられるものでした。客観的にももちろん秀作だと思いますが、好みのレベルで大変気に入った作品集です。
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