生ける屍
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生ける屍の総合評価:
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アメリカ合衆国のダークファンタジー、ホラー小説に贈られる賞らしい。 受賞歴を見るとS・キングやマキャモン、トマス・ハリス等の有名どころが多く映像化も多数。 ジョイス・キャロル・オーツという作家は初めてでこの本は文学でもないし、サスペンスやミステリとも違い ハッキリ言って読んでいてページが止まらないという本ではなかったし戦慄する程の恐怖も無い。 偶然定価で手に入れたので読んだが本書がなぜこんなに高値で売買されているのか分からない。 | ||||
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書店で見かけ、表紙の病んだイラストにびっくりして思わず買ってしまった。 読んでみたら、イラスト通りの病みきった話で二度びっくりした。 主人公は猥褻行為で前科がある白人男で、 恵まれた環境にありながらヤル気なくグダグダ暮らしている。 だから生ける屍なのかと思ったらそうではなく、 本物の生ける屍、ゾンビを作ろうとしている、という話だった。 お気に入りの美少年を拉致して、目の中に針を刺して脳の一部を破壊して 何でも言うことを聞く自分専用のゾンビを作るという、残虐極まる企てに 主人公はやけにピュアな気持ちで取り組んでいる。 設定からして陰惨で嫌悪すべき小説のはずなのだが 語り口がなんともユルユルで、つい引き込まれて読んでしまう。 もし猟奇殺人犯のブログがあったら、こんな感じだろうか。 あまりにも評価が分かれそうなので、軽々しく人に勧められないが こういう小説もあるのだという驚きも含めて、けっこう面白く読めた。 | ||||
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ねらった少年をロボトミー手術で従順な奴隷として「生けるゾンビ」にしようとする青年の内面を描いた本書は、犯罪小説やホラーというより、対人関係を上手く築けない青年の歪んだ心理を淡々と語る内容に、恐さよりも哀れみを持ってしまいました。名士である父との葛藤に相反して祖母への愛情が切ないほど感じられ、内面を反映したかのような文中のイラストが、この青年の孤独の深さを示しているようでした。ロボトミー手術の描写は生理的に嫌な気分にさせられます。オチが投げっぱなしなのもいただけません。訳者のあとがきで、本書を『アメリカン・サイコ』と対比した文章は良かったと思います。 | ||||
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