(短編集)

ジャック・リッチーのびっくりパレード

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種別
短編集
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あらすじ

2016年01月15日 ジャック・リッチーのびっくりパレード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

男がバーで「マクジョージ」と叫び客を撃つ。が、撃たれたのはマクジョージではない?これは単なる間違いか。ターンバックル刑事が迷推理を展開!(「容疑者が多すぎる」)。強盗3人が家に押し入ってきた。カード遊びに興じる犯罪者に私が仕掛けたのは…(「ようこそ我が家へ」)。男は自らを異星人と主張し、殺人光線がもう地球に届くという。が、話は予想外の話“フララリーオードル”へと広がり…(「殺人光線だぞ」)。100%予想不可能なほどの“びっくり”が保証付。日本初訳25篇を集めたオリジナル短篇集。(「BOOK」データベースより)

評判

ジャック・リッチーのびっくりパレードの評価:

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No.1
(5pt)

実は、それをつぎに訊くところだった

『クライムマシン』『10ドルだって大金だ』『ダイヤルAを回せ』の3つの短編集で日本の読者に知られるようになったミステリー作家の作品集。同じ早川書房から出版された『ジャック・リッチーのあの手この手』の姉妹篇にあたる。すべて邦訳がなかった作品で、全25篇ある。小鷹信光の他は、高橋知子・松下祥子が翻訳にあたる。巻末の解説は「小鷹信光 2015年10月31日」と記されていて、その簡潔にして要を得た内容は2ヶ月後に物故される方とは思えない。

「1950年代」「1960年代」「1970年代」「1980年代」の4部に分かれ、それぞれの冒頭に書誌やリッチーの作家活動について簡単に解説されている。ファンにはおなじみのヘンリー・ターンバックル部長刑事や超人探偵カーデュラが登場する短編、ファンタジー風、SF風とリッチーの作風の多彩をしのばせる構成だ。さらに今まで日本で紹介された単行本では意図的に排除されていた、非情で厳しい味わいの犯罪小説が混じっているのが本書の特徴。執筆中だった遺作に息子が手を加えて完成させた「洞窟のインディアン」は最後に置かれている。全部読み終えるのが惜しい、読み返しても新しい発見がある本だった。

まだリッチーには未訳の作品が多数残されているようなので、ぜひ同じポケミスから翻訳出版してほしい。
ジャック・リッチーのびっくりパレード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: ジャック・リッチーのびっくりパレード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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