煙か土か食い物

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初版刊行(参考)
種別
長編
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9,649回
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19
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93
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あらすじ

2004年12月14日 煙か土か食い物 (講談社文庫)

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが?ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

煙か土か食い物の評価:

7.25/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.25pt

煙か土か食い物の総合評価:

8.17/10点 レビュー 132件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(10pt)

『煙か土か食い物』 舞城王太郎

とにかくめっちゃくちゃカッコイイ----!

このノリ、スピード感、圧力についていけない人は嫌いかもしれません。
だだーーーっと読んで、あれっ今息するとこなかったけど、あれっ句読点ない!
っていう、なんとも個性的な文章なんだけど、登場人物のキョーレツさ、かっこよさ、
どつきあい描写のすさまじさは、読んでて手がグーになることうけあい!!
いっぱい人をどつき倒した挙句
「降りかかった火の粉を払っとるだけや」 ってもう素敵すぎるし。

本年度手に取った本のうち、最高オブ最高な一冊です。

さくらちゃん
DOHYXH2J
No.1
(9pt)

一気読み必死!!!

修学旅行のバスの中で読んだのだが、独特のスピード感溢れる文体に惹かれ、テンションが異常なほどに上がり、ページをめくる手が止まらない止まらない。そのままバスの中で一気読みし、恐ろしいほどの爽快感と謎の放心状態(いい意味で)が読後も続いていた。
なんたって主人公がいい。腕利きの救命外科医である奈津川四郎。彼が福井に降り立ってから壮絶なる血と暴力のドラマが幕を開け、眩暈がするほどの凄まじいスピードで物語は進む。まるで獲物を追うチーターのように。そしてぶっ飛んだ(これもいい意味で)トリックの凄まじい破壊力。まるでフランシス・ベーコンの絵画のように。
長くなってしまったが、非常に面白い小説である。

夜光虫
OS94C33E

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.124
(4pt)

推理パートは妄想に近いが

これはこれでアリだと思う。主人公の魅力で読める。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.123
(4pt)

推理パートは妄想に近いが

これはこれでアリだと思う。主人公の魅力で読める。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.122
(5pt)

人間死んだら煙か土か食い物や。火に焼かれて煙になるか、地に埋められ土になるか、へたしたら獣に食べられてしまう

ページあたりの文字の密度は高いのに、高速道路を突っ走る真っ赤なスポーツカー並みにドライブ感ある文体で、読者はいやがおうにも力づくでグイグインと牽引される。
 それはオープンカーの車内で立ち上がり、強烈な風を前から受けて体がのけ反りながらも、猛スピードで前進していくイメージか。
 暗号を解いていく探偵ミステリーの体裁でスタートした物語がそっちのけになり、いつしか奈津川家にまつわる父と一郎、二郎、三郎、四郎の4兄弟の物語に。
 その家族の物語は暴力に包まれ破滅に向かいながらも家族の愛にも包まれている。
 と、ここまで書くと「なんじゃそりゃ!」って感じでしょうが、一言でいうと「面白い」。
 面白さの一端をちょっと紹介しよう。

 小学生にして「苦痛が人間をどこまで追い詰めるのかを主眼に設定され根拠と確信のもとに」暴力を実行する二郎。二郎の暴力は、容赦がなく救いもない。自分をいじめた奴らへの復讐は徹底的だ。
 そんな二郎の書いた詩がこれだ。
「犬を三匹殺して山に捨てた。犬は三匹ナイフでさされて痛いといった。僕を恨むなクソ犬三匹め。」
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.121
(5pt)

人間死んだら煙か土か食い物や。火に焼かれて煙になるか、地に埋められ土になるか、へたしたら獣に食べられてしまう

ページあたりの文字の密度は高いのに、高速道路を突っ走る真っ赤なスポーツカー並みにドライブ感ある文体で、読者はいやがおうにも力づくでグイグインと牽引される。
 それはオープンカーの車内で立ち上がり、強烈な風を前から受けて体がのけ反りながらも、猛スピードで前進していくイメージか。
 暗号を解いていく探偵ミステリーの体裁でスタートした物語がそっちのけになり、いつしか奈津川家にまつわる父と一郎、二郎、三郎、四郎の4兄弟の物語に。
 その家族の物語は暴力に包まれ破滅に向かいながらも家族の愛にも包まれている。
 と、ここまで書くと「なんじゃそりゃ!」って感じでしょうが、一言でいうと「面白い」。
 面白さの一端をちょっと紹介しよう。

 小学生にして「苦痛が人間をどこまで追い詰めるのかを主眼に設定され根拠と確信のもとに」暴力を実行する二郎。二郎の暴力は、容赦がなく救いもない。自分をいじめた奴らへの復讐は徹底的だ。
 そんな二郎の書いた詩がこれだ。
「犬を三匹殺して山に捨てた。犬は三匹ナイフでさされて痛いといった。僕を恨むなクソ犬三匹め。」
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.120
(5pt)

デビュー作から手練れ

舞城王太郎のメフィストを受賞したデビュー作。

奈津川家の面々が主役の、奈津川サーガ第一作でもある。本作品は、米国で腕利きの外科医として名を馳せる奈津川四郎が主人公。

母親が連続主婦殴打事件の5人目の被害者となったことから、帰国して犯人探しに奔走する四郎を描いている。

事件の顛末と並行して、議員の父丸雄、中央政界を目指す長男一郎、暴力指向が強く密室から忽然と姿を消したきり行方知れずの次男二郎、小説家の三男三郎、と奈津川家の人々の歴史(?)が語られる。疾走感たっぷりのポップな饒舌文体は、実に刺激的である。事件の顛末より、こちらの方に目がいってしまう。

主要な登場人物かと思いきや、あっさり命を落としたりと、デビュー作でなかなかの手練れぶりをみせてくれる。二郎の密室からの脱出トリックや、5人の犠牲者の見立てから真犯人に辿り着くくだりはミステリなのだが、怒涛のラストで家族の愛の物語だったのかもと気づく。

【メフィスト賞】
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X

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