生ける屍の死

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初版刊行(参考)
種別
長編
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16,519回
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56
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169
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あらすじ

2018年06月12日 生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。同地で霊園を経営するバーリイコーン一族では、家長のスマイリーが病床に臥しており、その遺産を巡って家中にただならぬ雰囲気が漂っていた。一方その頃、アメリカの各地で、不可解な死者の甦り現象が起きていたのだが―日本ミステリ史を代表する革新的な名作が、全面改稿により今鮮やかに甦る!(「BOOK」データベースより)

評判

生ける屍の死の評価:

8.00/10点 レビュー 13件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

生ける屍の死の総合評価:

7.91/10点 レビュー 85件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(9pt)

非現実的な設定ながら説得力のある物語構成の、唯一無二かつ完成度の高い作品

タイトルや表紙から、勝手に硬そうな小説という先入観を持ってしまった作品ですが
「死んだ人間がゾンビになって生き返る世界で、主人公すら途中で死に、ゾンビ状態で殺人事件の謎を追う」
という、独創的かつ非現実的な内容のSFミステリであり、ユーモア要素も強めな作品で、少し長いですが読みやすかったです。

しかし設定こそ荒唐無稽ではありますが、その特殊な世界観を十二分に活かし、また説得力のある形で話が組み立てられ、単に面白い発想だっただけでは終わらない、純粋に本格ミステリとして、非常に完成度の高い作品という感想です。

そうなったのもひとえに、死者が蘇るという現実の常識ではありえないSF設定を用いながらも、「人の生と死」という、極めて現実的なテーマに対し作者が真正面から向き合い、多くの参考文献を用いて入念に物語を練った結果だと思います。
舞台はアメリカであるため、土葬を始めとして日本とは死者の埋葬方法や宗教観などさまざまな違いがあるという点が話の大きなポイントとなっており、作中で語られるその面だけ見ても興味深く、勉強になったと感じる作品でした。
よくある「無駄な」衒学趣味ではなく、物語上、必然性がある知識は純粋に知的好奇心が満たされる上に、物語の深みも増すと感じますね。

キャラクターや展開はコメディチックな部分が多いものの、話のテーマと本筋自体は極めて真面目なストーリーであり、特にラストには少しホロリとさせられました。
可能であれば、欧米のミステリファンにも読んでもらって感想が聞きたいと感じる一冊です。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4
(9pt)

生ける屍の死の感想

殺されても甦る死者が溢れるパラレルワールドを舞台にした傑作!面白すぎです!

ジャム
RXFFIEA1
No.3
(9pt)

生ける屍の死の感想

もっと固い感じの作品なのかと思っていたのですが、基本的にはコメディタッチで軽い雰囲気です。
舞台はアメリカ。
日本人とは少々かけ離れた死に対する考え方や薀蓄が展開されますが、軽い語りがそれを退屈させない効果をもたらしている。
ただ、余りに多い横文字の登場人物の把握に苦しみ、また翻訳調の文体にも苦しみと、その世界に入り込むまでのハードルはかなり高目かも。

「死者が蘇る」という荒唐無稽な現象を前提とした舞台設定。
論理が尊重される推理小説において、それを根底から覆さんとする、リアリティのない言わば超常現象ありきで語られる作品。
これを単なるホラーにもSFにも転ぶ事なく読ませるには、生半可な内容では納得してもらえないところだが、この作品は、このナンセンスな現象を、恐怖を煽るためではなく、何とロジックを成立させるための道具として見事に当て嵌めてしまっている。
宗教がらみで多分に哲学チックな殺人動機など、日本人には中々理解しづらいところはあるのですが、「どう回収するつもりなんだろう」という読中の疑問を想定以上の手法で解決してくれた作者のうまさは、そんな事など忘れさせてくれました。
軽いノリから一転、エンディング近くなってからの、切ない雰囲気もいい感じでした。

正直「異端」です。
しかし、スルー出来ない作品の一つなのではないかと。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2
(10pt)

生ける屍の死の感想

死者が蘇る世界で起こるとんでもないミステリ。
生きている人と死んでいる人が普通に会話します。

本の名前はよく耳にするので
世界観を楽しむぐらいの気持ちで手に取ったら、
ガチガチの本格ミステリで良い意味で裏切られました。

分厚い本に敬遠してましたが思い切って読んで正解。
めちゃめちゃ面白かったです。

jom
GUZPXBJJ
No.1
(9pt)

死者が甦る

死者が甦るという突拍子もない設定ながら「本格」と評する人が多いことに、納得の内容です。
舞台がアメリカの田舎とのことで、始めは慣れるまで読みにくく感じましたが、受け入れてしまえば、他の文化を知ることもできて良かったと思います。

BLUE SEAL
C9273OIT

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.72
(3pt)

登場人物の魅力が薄い。下巻に期待。

故・福田和也の『作家の値うち』で、90点以上を獲得していた推理小説。「世界文学史に残る作品」とかいう殿堂入りを果たしていた。前から気になっていたし、作者本人が本作品の映画化権についてハリウッドと契約したという情報を得たので、今春からちょっとずつ読みはじめて、上巻は読了。

死者が甦るような世界だと、殺人犯を推理するモチベーションが薄まるのではないかというのは多くの人が言っている。私もその辺が気になる。そして、登場人物たちの魅力が薄い(主人公が"死に魅せられたパンク"? 面倒くさそうな奴だなw)ので、誰が死のうが、真相を知りたいと思えない。下巻でこの不満が解決されることを祈る。
生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3) Amazon書評・レビュー: 生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)より
4334776736
No.71
(4pt)

長いには長いけれど

長くて冗長かも。けどそれなりに古典ぽさと海外の雰囲気が味わえて楽しい。知らない言葉がたくさん出てきて調べながらなのでなかなか進まず。2日かけて上を読了。日本人作家がこのようなアメリカを舞台としたお話を書けることがすごいと感じます。このあと下巻を読む予定。時間があれば上巻からまた読み返そうかな。
生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3) Amazon書評・レビュー: 生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)より
4334776736
No.70
(4pt)

一言で逸脱したミステリ。我慢して読んで後半の展開から面白くなり夢中で読んだ。

死者がよみがえる不思議な世界の葬儀屋一族の相続遺産争いの殺人事件かとおもったら、、とんでも展開が続いて、よくでき  新なミステリ小説であり、生きること、死いろいろ考えさせられる。何も知らずにタイトルに惹かれて買って読んでみたらなかなか、いやとても面白かった。 逸脱したミステリ。お薦め
生ける屍の死 永久保存版 Amazon書評・レビュー: 生ける屍の死 永久保存版より
4334913164
No.69
(4pt)

一言で逸脱したミステリ。我慢して読んで後半の展開から面白くなり夢中で読んだ。

死者がよみがえる不思議な世界の葬儀屋一族の相続遺産争いの殺人事件かとおもったら、、とんでも展開が続いて、よくでき  新なミステリ小説であり、生きること、死いろいろ考えさせられる。何も知らずにタイトルに惹かれて買って読んでみたらなかなか、いやとても面白かった。 逸脱したミステリ。お薦め
生ける屍の死 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 生ける屍の死 (創元推理文庫)より
4488416012
No.68
(3pt)

純文学みたい

死者が蘇る世界といっても、最終的には恐ろしく複雑なパズラーになり、純文学みたいだが、途中で、アメリカ小説の翻訳と勘違いするくらいで、その博識と構成力には舌を巻く。
生ける屍の死 永久保存版 Amazon書評・レビュー: 生ける屍の死 永久保存版より
4334913164

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