蒼ざめた礼服

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種別
長編
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あらすじ

2011年01月28日 蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26)

大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

蒼ざめた礼服の評価:

6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

蒼ざめた礼服の総合評価:

7.56/10点 レビュー 9件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.8
(3pt)

本の体裁

良好でした。納得のお値段です。
蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26) Amazon書評・レビュー: 蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26)より
4101109265
No.7
(3pt)

本の体裁

良好でした。納得のお値段です。
蒼ざめた礼服 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒼ざめた礼服 (カッパ・ノベルス)より
4334030246
No.6
(4pt)

平凡な会社員の好奇心が大きな秘密に迫っていく

主人公の片山幸一は、洋傘会社に務めているが、毎日の仕事があまりに平凡で、嫌になって転職を考えていた。ある日、気まぐれに古い雑誌を買ったところ、その雑誌を譲って欲しいとの「告知」をある週刊誌に見つけた。その雑誌を欲しがっている作家の家を訪問してから、片山の人生は大きく変化して行く。
 普通の人なら見逃してしまいそうなことを、丹念にたどっていくことで、重大な事件へと迫っていくのは、松本清張氏の得意な手法である。
 少し気になるのは、見つけた写真館が、全く別のことで大きな意味を持ったりするというような、あまり起こり得ない偶然が松本氏の小説では多いことである。ただ、この本を楽しむには、そういうことは気にせずに、精密な片山の推理と、援用される法医学や東京湾の潮流、国家機密などの知識などを楽しむ方が良い。
 しかし、よく考えると、不審な死が続いて身の危険を感じながら、刑事でもない片山が好奇心だけで、どんどん深入りしていくことは、少し不自然な感じがする。
蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26) Amazon書評・レビュー: 蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26)より
4101109265
No.5
(4pt)

平凡な会社員の好奇心が大きな秘密に迫っていく

主人公の片山幸一は、洋傘会社に務めているが、毎日の仕事があまりに平凡で、嫌になって転職を考えていた。ある日、気まぐれに古い雑誌を買ったところ、その雑誌を譲って欲しいとの「告知」をある週刊誌に見つけた。その雑誌を欲しがっている作家の家を訪問してから、片山の人生は大きく変化して行く。
 普通の人なら見逃してしまいそうなことを、丹念にたどっていくことで、重大な事件へと迫っていくのは、松本清張氏の得意な手法である。
 少し気になるのは、見つけた写真館が、全く別のことで大きな意味を持ったりするというような、あまり起こり得ない偶然が松本氏の小説では多いことである。ただ、この本を楽しむには、そういうことは気にせずに、精密な片山の推理と、援用される法医学や東京湾の潮流、国家機密などの知識などを楽しむ方が良い。
 しかし、よく考えると、不審な死が続いて身の危険を感じながら、刑事でもない片山が好奇心だけで、どんどん深入りしていくことは、少し不自然な感じがする。
蒼ざめた礼服 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 蒼ざめた礼服 (カッパ・ノベルス)より
4334030246
No.4
(3pt)

なかなかおもしろい長編。

豫が初めて読んだ松本清張の長編小説がこの「蒼ざめた礼服」だつた。新潮文庫だつたがまへから家にあつたものだつたので無論この新装版ぢやない。いま読んだとはいつたがそのとき豫は小学生のがきだつた(高学年ではあつたが)ので話はあまりよく理解できず汚職事件を描いた小説であるぐらゐしか分からなかつた。防衛装備といつてもその政治的な意味などさう深く知るわけがない。そのくせ主人公の片山が勤め度くもない傘会社で働いてゐたことや片山が屋台の出店で偶然購入した古雑誌を関口が欲しがる話や片山がその古雑誌を買つたのがそこに掲載せられてゐた河口慧海のチベット潜入旅行記を読んでみやうと思つたからであることやキャバレーやスナックでいつもハイボールを飲んでゐたことや終戦直後の経済生活の雰囲気といつたあまり本筋ぢやない細部(ディティールだな)のはうをよく記憶してゐる。カクテルドレスを着た長尾智子の気怠い微笑や香水の匂ひや陰翳のある顔立ちやせうせう乱れのある後ろ髪を想像して大人の色香を強烈に感じてしまつた豫は青春の入り口にあつて青い悶えを覚えた。そのころにはまう☓☓を経験してゐたから智子の姿を思ひ浮かべて何度も☓☓した。本橋秀次郎が新世紀を辞めた後職を転々として柏の新聞広告代理店で働いてゐたとか海外で整形手術した様子があるといつた大人の世界の点描はゴルゴ13のやうな不思議な魅力があつた。もつともバアやキャバレーに行くとひどく金を使ふやうに感じられたので行つてみたいとはあまり思はなかつた。「蒼ざめた礼服」はさう傑作とは目されてゐないやうだがかういふ次第もあるので豫にはなかなか印象深い作品に思へる。展開も緩急が効いてをり急の部分は緊迫感があつてスリリングだから決して悪くない。死んだはずの本橋秀次郎が実は生きてゐてその正体も書きたいところだがまあやめておかう。片山のごく身近にゐる人物だ。ただしもちろん長尾智子ぢやない。物語は片山が漠然と長尾智子を想起するところでをはるが片山は智子に惚れてゐたやうだ。小学生のとき読んで以降何度か本書を繙いたと思ふがその際の明確な記憶はない。だがまあ小学生のがき向けの小説とはいへまい。まう少し大人になつてから読むはうがいいだらう。小学生ぢや意味が分からないところがおほいだらうし豫のやうに長尾智子に大人の色香を感じて悶えたり☓☓したりしてゐるのもあまり健全といへないだらう。
蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26) Amazon書評・レビュー: 蒼ざめた礼服 (新潮文庫 ま 1-26)より
4101109265

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