(短編集)
われはラザロ
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「ビブリオ古書店」に、カヴァンの「ジュリアとバズーカ」が登場したせいか、カヴァンが認知された。「アサイラム・ピース」の翻訳が刊行され、「ジュリアとバズーカ」に続いて「愛の渇き」(実は、カヴァンの作品で一番好きなのは、「氷」ではなくこっち)も復刊。その勢いで、本書まで刊行された。カヴァンの初訳がさらに読めるなんて。 「われはラザロ」は、1945年の作品で、「アサイラム・ピース」に続く短編集ということになる。前作と異なるのは、舞台がサナトリウムではなく、そこを出た先のロンドン。社会はすっかり第二次世界大戦の影の下にあるということ。せっかく、サナトリウムを出たのに、帰還兵の内面の世界は、どうなの、って。 それから、「アサイラム・ピース」の冷たくて清潔な世界に対し、本書ではラザロという名前が示すように、フィジカルな死者のいる世界でもある。それでもカヴァンはカヴァン。 いつでも終末と隣り合わせの彼女の世界が、もっと翻訳されますように。 | ||||
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言葉は平易で感傷的な部分はないが、決定的な感情の欠落を感じさせるのは、どこまで内部に踏み込もうとも詳細不明な特異の非物語性にあるのかもしれない。暫く憑かれた末、血肉に化けると思えば、怖ろしくも運命的だ。 | ||||
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