表象詩人
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
表象詩人の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
表象詩人の総合評価:
9.20/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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とても上品で感じの良いものだったが今はほとんど見かけない
清張は長編と短編の間位の長さの作品群が傑作ぞろいだが
それは2作がまとめられこの「表象詩人」のように片方の作品だけが表に出る
この場合「山の骨」の立場はどうなるのかといえば ほぼ無視されて立場がない状態になる
しかし、表象詩人と山の骨を比べもたら、どちらも面白いけれど
ちょっと小難しい表象詩人より、山の骨の方がスリリングでミステリアスでわくわくせられる
冒頭で作者が楽屋話のようなものを披露したあと佐藤春生「女人焚死」という珍しい犯罪小説を引用、
これは山菜摘みに山に出かけた老幼が、山中に薪を組んで焼死している女性を発見する導入で、実話だそうだ。(手軽に入手できたので読んでも見たがかなり怖い異様な話だった)
そのあとおもむろに、同じく山中に骨を見つけた老幼がふもとに転げ帰る「山の骨」が始まる。山で発見された女の骨、数年前に病死した商店主の屋根裏から見つかった女の服、別の山で見つかった男の骨、出所した息子と出迎えた父の「山に行こう いや行かぬ」という会話・・絡みあう糸がなかなか見えない、一筋縄ではいかない語り口の物語がやがてするするっとつながってほどける感じが快感だ。
表題は「表象詩人」ではなく「山の骨・表象詩人」で良かったのではないだろうか。