御子を抱く
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
御子を抱くの評価:
6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
御子を抱くの総合評価:
6.33/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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奇異なルールに縛られた閉鎖空間、会社内組織内人間模様などの著者らしいどこか歪な論理が支配する世界観であり、いつもの石持世界なのだが、本作はどうにもというか、一体どうしたのか・・・というくらい話が最初から最後まで弾けない。
どうもこの舞台になっている会社内集団内での人間関係模様が読んでいる方には全く切実感がなくどうでもよくなってくるのである。また、メインの御子の秘密と位置づけも特に面白いものでもない。
連続殺人事件の真相も犯人も氏らしい普通ではない動機としてちゃんと描かれているのだが、舞台と事件自体がどうでもいいような騒動なので、最後犯人が分かっても全く衝撃もないのだ。
どっから斬っても石持氏らしい要素が満載の作品なのに全く面白くない。
どうも著者らしい記号要素を配置してストーリーを構成しても、肝心の設定や人間関係に興味を引くポイントがないと、元来人間的描写や斬新なトリックで魅せるようなタイプの人ではないため、もう無残なペラペラのどこにも感情の入れようのない張子のような作品になってしまうというこの著者の売りである特異な作風がゆえに必然的に内包する構造的弱点を今回は際立たせてしまったようだ。