妖異金瓶梅

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種別
長編
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あらすじ

2012年06月22日 妖異金瓶梅 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

性欲絶倫の豪商・西門慶は絶世の美女、潘金蓮を始めとする8人の妻妾を侍らせ、酒池肉林の日々を送っていた。彼の寵をめぐって女たちの激しい嫉妬が渦巻く中、第七夫人と第八夫人が両足を切断された無惨な屍体で発見される。混乱の中、西門慶の悪友でたいこもちの応伯爵だけは事件の真相を見抜くが、なぜか真犯人を告発せず…?美姫たちが織り成す凄惨淫靡な怪事件。中国四大奇書の一つを大胆に解釈した伝奇ミステリ。(「BOOK」データベースより)

評判

妖異金瓶梅の評価:

7.67/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.67pt

妖異金瓶梅の総合評価:

9.17/10点 レビュー 30件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(7pt)

不思議な国

中国の歴史の勉強になりました、

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

「妖異金瓶梅」の感想

ちょっとしたきっかけで、ふと「妖異金瓶梅」を思い出してしまいましたので、1984年に購入した本書を再読しました。
現在発売されている角川文庫版には、単行本未収録の異稿版「人魚灯篭」も含まれているようですが、私が所持している本には、残念ながら含まれておりませんでした。

さて、本書は、中国四大奇書の一つに数えられる「金瓶梅」(「水滸伝」のスピンオフ物語)の登場人物を使って書かれたミステリ(なので18禁)で、14編の連作短編です。
豪商・西門慶(せいもんけい)は世の乱れをよそに、その邸内に8人の愛妾を住まわせ、楽しい日々を過ごしていますが、その中で殺人事件が起きるという設定です。
探偵役には、西門慶の元悪友で、今は落ちぶれて太鼓持ちをして居ると言う応伯爵(おうはくしゃく)。
彼は事件の真相を見抜きますが、なぜか真犯人を告発しないで黙っていると言う、ちょっとユニークな探偵です。

第一話の「赤い靴」では、謎解きを中心に据えた普通のミステリだと思って読んでいましたが、第二話の「美女と美童」以降、ちょっと変わった形式になって行きます。
二話以降では、第一話からの話の流れで、読者には犯人だろうと思われる人物が予想できるように描かれていて、倒叙ミステリのような犯罪小説のような話でした。

初めて読んだ時は、あまりにも簡単な動機で殺人が行われてしまうし、その方法も中国の話には良く出てくるような残酷な様子なので、あまり気持ちよく読める作品ではありませんでした。
でも、今回読み返して見て、探偵役の応伯爵がちょっとユニークな人物だし、主人公の一人・潘金蓮(はんきんれん)と言う女性が、とても生き生きと描かれているので、(30年前と較べると、許容範囲が広くなっているのか)結構面白く読みました。

ただ「凍る歓喜仏」以降の4編は、それまでの短編とちょっと様子が違い、梁山泊のメンバーも登場し、西門慶の死をきっかけに、その愛妾たちも亡くなってしまい、崩壊していく様子が書かれています。ちょっとした長編を読んでいるような感じです。
今回、30年ぶりの再読ですが、今でも十分楽しめました。

トラ
WFY887SY

Amazonレビュー

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No.27
(5pt)

あふれ出るエロティシズム

このあふれ出るエロティシズムよ。素晴らしい!!かつて官能小説にはまったことがあるのだが、官能小説はどれも描写が赤裸々であり、リアルに徹しているが、山田風太郎氏は、リアルに徹さずともわれわれ読者の想像力を存分に掻き立ててエロを生み出す。エロよりエロティックなのだ。脳の前頭葉にある性ホルモンがどっと漏出してくるような感じなのだが、かといってグロテスクなところがない。残虐な殺戮シーンや虐待シーンがあるにもかかわらずだ。天才だと思う。
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4041356288
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