棺の中の悦楽
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
棺の中の悦楽の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
棺の中の悦楽の総合評価:
9.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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主人公が失恋する冒頭から、次に主人公が置かれた状況を説明し、ひょんなことから預かった大金を浪費しようと決意するまでの流れが簡潔かつスピーディ。
その後、彼が出会う6人の女性はそれぞれが魅力的で、個性が多彩に描き分けられているので、テンポよく読み進められる。
そして、彼女たちとの、まるで棺に片足を突っ込んだも同然な人間ならではの自暴自棄が生み出す濃密な悦楽は迫力十分。
終盤では一転して棺の中から生還を果たした主人公だったが、それまでの自暴自棄ゆえの凄みが失われ、元の小心者の凡人に戻ってしまうという皮肉がいかにも冷徹な作者らしい。
ラストもこれ以上にないほど皮肉に満ちていて、かつ説得力がある。
解説にある「すべての人間の惨状と美しさを同時に描く」という一節は、言い得て妙。
ミステリ濃度は薄めだが、山田風太郎らしさが発揮されたサスペンス小説です。