木曜の男

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初版刊行(参考)
種別
長編
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10
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あらすじ

1960年01月01日 木曜の男 (創元推理文庫 101-6)

無政府主義者の秘密結社を支配している、委員長〈日曜日〉の峻烈きわまりない意志。次々と暴露される〈月曜〉、〈火曜〉……の各委員の正体。前半の奇怪しごくな神秘的雰囲気と、後半の異様なスピードが巧みにマッチして、謎をいっそう奥深い謎へとみちびく、諷刺と逆説と、無気味な迫力に満ちた逸品として、一世を驚倒させた著者の代表作!(「BOOK」データベースより)

評判

木曜の男の評価:

10.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点10.00pt

木曜の男の総合評価:

7.95/10点 レビュー 39件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.38
(2pt)

期待外れ、エンタメ用の薄い無政府主義

期待外れでした。
ただのエンタメ用に拵えられた薄い無政府主義でした。
終盤の文中にあります。「いよいよ滅茶苦茶なことになってきた」サイムはそう言って・・
滅茶苦茶でした。
木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫) Amazon書評・レビュー: 木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)より
4334751571
No.37
(3pt)

逆説が物語の基盤

書庫整理のため再読.
 創元「推理」文庫の一冊ではあるが,推理小説というよりサスペンス小説.
 逆説が物語の基盤となっているという点では,『新ナポレオン奇譚』の系譜に連なるといえるかも.



 以下,特に興味深かった箇所;

・「われわれは教育がないものが一番危険な犯罪者だという,上品ぶった英国人の考え方を否定します.
 我々はローマの皇帝たちや,人を毒殺するのが得意だったルネッサンス時代の偉大な君主たちのことを忘れていなくて,最も危険な犯罪者は教育がある人間であることを主張します.
 そして今日最も危険な犯罪者は,法というものをいっさい無視する現代の哲学者だと言います.
 それに比べれば,強盗や重婚者は本質的には極めて道徳的な人たちなので,私はそういう人たちがかわいそうでたまらないんです.
 そういう人たちは,人間というものの根本的な概念は認めているんで,ただその求め方が間違っているに過ぎません.
 泥棒は財産というものを尊重していて,ただそれを完全に尊重するために,自分のものにしたいだけなんです.
 しかし哲学者は財産の観念そのものを嫌って,私有財産などというものをいっさい無くしたがっているんです.
 重婚者は結婚というものを尊重しています.
 でなければ,重婚するためのきわめて儀礼的で,そして宗教的でさえある手続きをとるはずがありません.
 しかし哲学者は,結婚を結婚というものとして軽蔑しています.
 人殺しは,人間の命を尊重しています.
 ただ,自分自身の命をもっと充実させたくて,人殺しには自分ほどの価値がないと思える他人の命を犠牲にするだけなんです.
 ところが,哲学者は他人のだけでなくて,自分の命まで軽蔑します」(p.56-57)

・「貧乏な人間は反抗はしたことはあるが,無政府主義者だったことは一度もないんだ.
 誰よりも貧乏な人間は,秩序というものに関心を持っている.
 貧乏な人間は本当に国のことを思わずにはいられないので,金持ちはそんなことはない.
 いつだってヨットでニューギニアまで逃げていける.
 貧乏なものは時には悪政に反対したことがあるが,金持ちは政治そのものに反対なんだ.
 貴族がやったいくつもの戦争でも分かる通り,貴族は昔から無政府主義者だったんだ」(p.162)

 本書に登場するロジックは,多かれ少なかれだいたいこんな感じ.



 ありきたりの小説に満足できなくなった人向け.
木曜の男 (創元推理文庫 101-6) Amazon書評・レビュー: 木曜の男 (創元推理文庫 101-6)より
4488110061
No.36
(3pt)

サスペンスファンタジー

ブラウン神父ものを読んでいるので、チャスタトンの少し変わった作風は、昔から感じていたところである。
さて、本書についてであるが、諧謔と逆説をふんだんに盛り込んだ、サスペンスファンタジーという感じの作品である。
物語の出だしは情景描写が細かすぎて、読みながら適当なイメージを浮かべながら何とか読み進めていくと、中盤から少しサスペンスを感じさせる展開に。
後半からファンタジー映画さながらの活劇風な流れになって、クライマックスの展開を期待させるが、最後の落ちはやや想像できる範囲だったので、少し残念。
物語全体として、作者が主張したかった事があったと思うが、小生にはいささか読解力不足。優れた作品なんだろうなぁ、と感じたが、小生の評価は並。
木曜の男 (創元推理文庫 101-6) Amazon書評・レビュー: 木曜の男 (創元推理文庫 101-6)より
4488110061
No.35
(3pt)

ドキドキハラハラのサスペンス小説。

ミステリー小説好きなので一気読みできる作品です。 
緊張感とサスペンスならではのワクワク感が味わえます。
ただしラストが韓国ドラマみたいな感じの終わり方に納得がいきませんでした。
木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫) Amazon書評・レビュー: 木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)より
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No.34
(5pt)

読んでみて良かった

思索が坂道を転がっていくような話で、笑える箇所も多い。一時の妄想のようだったラストも閑静な雰囲気で読後感がある。
木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫) Amazon書評・レビュー: 木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)より
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