愉快な結末
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
愉快な結末の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルが示すように、ユーモラスな犯罪小説のアンソロジー。収録作品は以下の通り。ジュリー・スミス「慰問カウンセラー」、スタンリイ・エリン「画商の女」、グレゴリー・マクドナルド「映画ベストナイン」、ヘンリイ・スレッサー「おまえが嫌いなのさ、ドクター・フェルドマン」、エドワード・D・ホック「いちばん危険な人物」、ジェフリー・ブッシュ「執事クラブ始末」、チャールズ・R・マッコネル「シドニーとセスとSAM」、フレッド・S・トビー「おまえが運転しろ」、ジェフリー・ブッシュ「李唐の問題」、ジェラルド・トムリンスン「市長閣下の上水道」、ヘンリイ・スレッサー「光る手」、トニタ・S・ガードナー「なにごとも運次第」、セルマ・C・ソコロフ「天は自ら助くるものを助く」、フランク・シスク「夾竹桃」。ユーモラスな犯罪小説は大好きなので、大いに期待して読んだ。だが、編者のまえがきを読んで、漠然とした不安を感じた。犯罪は悲劇だし、法律的にも許されないが、ある種のユーモアを持って悲劇を受け止める事は、人生を生きるために不可欠である…などなど、グダグダと言い訳しているのだ。果たして不安は的中した。何を言いたいのかよくわからない話、別に愉快でもない話、パロディ、どうって事のない話…要するに、何だかパッとしない話ばかりなのだ。文句なしに愉快痛快だったのは「画商の女」のみで、それほどじゃないにせよ楽しめたのも「天は自ら助くるものを助く」と「夾竹桃」の2話だけ。大いに期待していただけに、大いにガッカリした。言い訳しているような及び腰の編者では、とてもじゃないがピリッとした、おもしろいアンソロジーができるはずがない。犯罪万歳!と全く悪びれずに「完全犯罪大百科」を編纂した、エラリー・クイーンの爪の垢でも飲んでもらいたい。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|