愉快な結末

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種別
長編
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あらすじ

1987年11月30日 愉快な結末 (ハヤカワ・ミステリ文庫―アメリカ探偵作家クラブ傑作選)

なくなったのは、チョコレートケーキと板チョコが二つ。他には何も盗られたものはなかった。だが、だれかが家に入りこんだのはまちがいない。灰皿には吸殻が山盛りだし、家具の位置もちがっている。しかも、その後も、アイリーンが家をあけるたびに、見知らぬだれかが家で週末を過ごしているのだった。そしてある日、アイリーンは、クロゼットの園芸用長靴の中にマリファナがつっこまれているのを見つけたのだが…泥棒と家主との奇妙な交流を描いた上記「映画ベストナイン」をはじめ、犯罪にまつわるユーモラスな出来事を綴った14篇を収録。(「BOOK」データベースより)

評判

愉快な結末の評価:

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愉快な結末の総合評価:

4.00/10点 レビュー 1件。

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No.1
(2pt)

編者が言い訳しているようじゃ

タイトルが示すように、ユーモラスな犯罪小説のアンソロジー。収録作品は以下の通り。ジュリー・スミス「慰問カウンセラー」、スタンリイ・エリン「画商の女」、グレゴリー・マクドナルド「映画ベストナイン」、ヘンリイ・スレッサー「おまえが嫌いなのさ、ドクター・フェルドマン」、エドワード・D・ホック「いちばん危険な人物」、ジェフリー・ブッシュ「執事クラブ始末」、チャールズ・R・マッコネル「シドニーとセスとSAM」、フレッド・S・トビー「おまえが運転しろ」、ジェフリー・ブッシュ「李唐の問題」、ジェラルド・トムリンスン「市長閣下の上水道」、ヘンリイ・スレッサー「光る手」、トニタ・S・ガードナー「なにごとも運次第」、セルマ・C・ソコロフ「天は自ら助くるものを助く」、フランク・シスク「夾竹桃」。ユーモラスな犯罪小説は大好きなので、大いに期待して読んだ。だが、編者のまえがきを読んで、漠然とした不安を感じた。犯罪は悲劇だし、法律的にも許されないが、ある種のユーモアを持って悲劇を受け止める事は、人生を生きるために不可欠である…などなど、グダグダと言い訳しているのだ。果たして不安は的中した。何を言いたいのかよくわからない話、別に愉快でもない話、パロディ、どうって事のない話…要するに、何だかパッとしない話ばかりなのだ。文句なしに愉快痛快だったのは「画商の女」のみで、それほどじゃないにせよ楽しめたのも「天は自ら助くるものを助く」と「夾竹桃」の2話だけ。大いに期待していただけに、大いにガッカリした。言い訳しているような及び腰の編者では、とてもじゃないがピリッとした、おもしろいアンソロジーができるはずがない。犯罪万歳!と全く悪びれずに「完全犯罪大百科」を編纂した、エラリー・クイーンの爪の垢でも飲んでもらいたい。
愉快な結末 (ハヤカワ・ミステリ文庫―アメリカ探偵作家クラブ傑作選) Amazon書評・レビュー: 愉快な結末 (ハヤカワ・ミステリ文庫―アメリカ探偵作家クラブ傑作選)より
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