忍法相伝73
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
忍法相伝73の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
忍法相伝73の総合評価:
7.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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運送店に勤めるさえないサラリーマン、伊賀大馬くん(29歳、独身童貞)が主人公。もちろん忍者の家柄(三重県阿山郡鍔隠村)で、家伝の忍法相伝書(文久三年四月伊賀風忍斎記)を発見する。同じ安アパートの住人で想いを寄せるバー勤めの美女、芦屋美登の危機を救うために忍法No.73を発動してしまい、それが原因のてんやわんやが延々と続く。
どうもこの種の、60年代高度経済成長期を背景としたドタバタ喜劇は、時局批評・世相批判があるだけに、今となっては内容が古びて読むのがつらい。加えて、忍法の発現描写が例によって風太郎独特のねじくれた論理で、筋を追うのが面倒になる。
原型となった短篇「忍法相伝64」(初出1964年)よりかなり濃い描写で面白味はあるものの、最初の忍法No.73のパート(おまけで忍法No.85、No.87も使われる)だけでギブアップしそうになる。忍法帖全作を読むという壮大かつ悲壮な決意がなければ、とても読み切れない。
忍法技はNo.101まで7種類登場するが、ここでは現代日本の矛盾を暴き出すための手段になっている。忍法はやはり、生死をかけた勝負に使われなければ面白くない。というわけで、終盤はどんなオチになるかという興味だけで読み進んだ。
確かにオチはあって、しかも最後の2行くらいで落とすファイナルストライク的なオチだが、何だこれは? というレベル。前座の落語家が使うダジャレ並みで、これには参った。著者の自己評価は知らないが、★3も苦しい出来だ。