消える上海レディ

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長編
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あらすじ

1999年03月31日 消える上海レディ (角川文庫)

青いペイズリーの柄のチャイナ・ドレス、つば広の帽子、青いパンプスで着飾り、膝から下の美しい脚線を見せる謎の「上海レディ」…。取材で神戸―上海を結ぶ「鑑真号」に乗ることになった女性誌記者・弓芙子。だが、出港前から彼女の命を執拗につけ狙う、上海レディ・林翠玲。“密室”と化した船内で連続して起こる血の兇行。異国の匂いが漂う、傑作ミステリー、待望の新装版。(「BOOK」データベースより)

評判

消える上海レディの評価:

1.00/10点 レビュー 1件。 E ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点1.00pt

消える上海レディの総合評価:

4.63/10点 レビュー 8件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7
(3pt)

光文社版は、司凍季の解説が劣悪

<ネタバレ注意>
 女性雑誌記者島丘弓芙子を主役とした消えるシリーズ?第二弾。ただし前作に登場した吉敷竹史は、残念ながら本書に出てこない。構造的には、むしろ『高山殺人行1/2の女』に似ている。主人公の周りに起きる怪異が他人には認知されず、主人公は次第に現実と幻覚の区別に自信が持てなくなって、精神に不調を起こしてしまうという流れだ。
 もちろん最終的には、背後で犯罪が進行しており、犯人の恣意的な行動+偶然が“幻覚”の理由であることがわかる仕掛けだが、いかんせん素直には楽しめない。
 一応は理屈をつけられるにせよ、計画と偶然の積み重ねは少々キビシイ。奇抜な格好をしている“上海レディ”を客船内で見かけた目撃証言が皆無だというのは、稲村のフォローのおかげでAデッキの狭い空間への限定的な出現のみに抑え込められたお蔭かもしれないが、弓芙子の動きにも疑問が残る。アンタ記者なんだから不気味に感じたり怒りを覚えたりする前に、取材精神で素早く動きなさいよといったところか。雑誌で特集を組む記者にとって、特集に大いに関係のあるキャンギャルを“偶然”見かけたのだから、めちゃラッキーとばかりに取材にいくべきだろう(たとえ東京で自分にレンガを落とした疑惑があったとしても)。そのキャンギャルに、マネージャーもしくは雇い主の会社広報なりが同行していないこと自体も、立派な取材理由になる。

 前述の『高山殺人行1/2の女』以外にも、著者にはこのパターンの作品として『幽体離脱の女』があるが、主人公の視点人物がいずれも女性であることが、日本人に厳しく、とりわけ女性に厳しい著者の考えがよく出ている。【注1】

 執筆は作中時期とさほど変わらないと思うが、戦中から時間の止まったような街として何度も紹介される上海は、開放経済後の今日ではもはや消えてしまっただろう。残念である。

 ところで、本書の解説(司凍季)について。
 日中戦争での日本の罪を語りながら、饒舌になって従軍慰安婦問題まで語り始めるが、少なくとも従軍慰安婦問題に関しては、国が組織ぐるみで慰安婦を斡旋していた事実はない(あれば、指示/管理文書が残っている。ま、これも敗戦した時点で、ヤバい文書はすべて廃棄したのだというツッコミは可能ではある。個人の犯罪くらいならともかく、組織的な犯罪を痕跡まで消し去るのは不可能だと思うが……)。したがって、あとは私的な慰安婦斡旋業者が当時どんな対応をしていたのかという事歴を個別に検証するしかない。(その場合、女衒の側に占める朝鮮人の割合をしっかり検証が必要)
 もちろん1965年の日韓基本条約で、↓こうなっている↓ことを脇においての話だ。

「韓国は、日本の植民地支配による個人の未払い賃金を含む一切の対日請求権を放棄し、その代償として5億ドルの無償・有償協力資金(他に民間協力資金3億ドル)を受け取った。」

 朝鮮はまあいい。しかし当時も現代も、日本人は特亜との文化的な違いを意識しなさ過ぎる。
 古代から「和を以て尊しとす」でやってきた日本人が、つい性善説に傾いてしまうのはやむを得ない面もあるが、それでも、さすがにそろそろ学習してもよい。
 支那事変から大東亜戦争にかけて、チャイナに被害があったことは間違いないが、それだって、それこそ嘘吐きで他人を陥れることに巧みな文化を蓄積した特亜が、こってこてにデコレートした証言にすぎない。
 ついでながら、「チャイナの被害」の中には、日本人が虐殺された通州事件も入ってる。
 現代でも痴漢加害者に冤罪が多いという恐怖すべき一面もあるが、ましてや白髪三千丈の国をはじめ、“こうあるべき”で歴史を語る儒教の国の特亜の主張をそのまま受けちゃあダメだ。
 司凍季が問い合わせたというのが、朝日新聞なところがすでに問題外だよw

 Wikipediaで司凍季を調べてみたが、やはり来歴がプロレタリア云々なんですな。さもありなん。
 ちょっと感想がズレてしまったが、本書の内容は解説ほど被虐史観に基いたものではないのでご安心を。

 【注1】どちらかと言うと、「女性に厳しく、とりわけ日本人に厳しい」のほうがしっくりくるw
消える上海レディ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 消える上海レディ (角川文庫)より
4041682029
No.6
(3pt)

光文社版は、司凍季の解説が劣悪

<ネタバレ注意>
 女性雑誌記者島丘弓芙子を主役とした消えるシリーズ?第二弾。ただし前作に登場した吉敷竹史は、残念ながら本書に出てこない。構造的には、むしろ『高山殺人行1/2の女』に似ている。主人公の周りに起きる怪異が他人には認知されず、主人公は次第に現実と幻覚の区別に自信が持てなくなって、精神に不調を起こしてしまうという流れだ。
 もちろん最終的には、背後で犯罪が進行しており、犯人の恣意的な行動+偶然が“幻覚”の理由であることがわかる仕掛けだが、いかんせん素直には楽しめない。
 一応は理屈をつけられるにせよ、計画と偶然の積み重ねは少々キビシイ。奇抜な格好をしている“上海レディ”を客船内で見かけた目撃証言が皆無だというのは、稲村のフォローのおかげでAデッキの狭い空間への限定的な出現のみに抑え込められたお蔭かもしれないが、弓芙子の動きにも疑問が残る。アンタ記者なんだから不気味に感じたり怒りを覚えたりする前に、取材精神で素早く動きなさいよといったところか。雑誌で特集を組む記者にとって、特集に大いに関係のあるキャンギャルを“偶然”見かけたのだから、めちゃラッキーとばかりに取材にいくべきだろう(たとえ東京で自分にレンガを落とした疑惑があったとしても)。そのキャンギャルに、マネージャーもしくは雇い主の会社広報なりが同行していないこと自体も、立派な取材理由になる。

 前述の『高山殺人行1/2の女』以外にも、著者にはこのパターンの作品として『幽体離脱の女』があるが、主人公の視点人物がいずれも女性であることが、日本人に厳しく、とりわけ女性に厳しい著者の考えがよく出ている。【注1】

 執筆は作中時期とさほど変わらないと思うが、戦中から時間の止まったような街として何度も紹介される上海は、開放経済後の今日ではもはや消えてしまっただろう。残念である。

 ところで、本書の解説(司凍季)について。
 日中戦争での日本の罪を語りながら、饒舌になって従軍慰安婦問題まで語り始めるが、少なくとも従軍慰安婦問題に関しては、国が組織ぐるみで慰安婦を斡旋していた事実はない(あれば、指示/管理文書が残っている。ま、これも敗戦した時点で、ヤバい文書はすべて廃棄したのだというツッコミは可能ではある。個人の犯罪くらいならともかく、組織的な犯罪を痕跡まで消し去るのは不可能だと思うが……)。したがって、あとは私的な慰安婦斡旋業者が当時どんな対応をしていたのかという事歴を個別に検証するしかない。(その場合、女衒の側に占める朝鮮人の割合をしっかり検証が必要)
 もちろん1965年の日韓基本条約で、↓こうなっている↓ことを脇においての話だ。

「韓国は、日本の植民地支配による個人の未払い賃金を含む一切の対日請求権を放棄し、その代償として5億ドルの無償・有償協力資金(他に民間協力資金3億ドル)を受け取った。」

 朝鮮はまあいい。しかし当時も現代も、日本人は特亜との文化的な違いを意識しなさ過ぎる。
 古代から「和を以て尊しとす」でやってきた日本人が、つい性善説に傾いてしまうのはやむを得ない面もあるが、それでも、さすがにそろそろ学習してもよい。
 支那事変から大東亜戦争にかけて、チャイナに被害があったことは間違いないが、それだって、それこそ嘘吐きで他人を陥れることに巧みな文化を蓄積した特亜が、こってこてにデコレートした証言にすぎない。
 ついでながら、「チャイナの被害」の中には、日本人が虐殺された通州事件も入ってる。
 現代でも痴漢加害者に冤罪が多いという恐怖すべき一面もあるが、ましてや白髪三千丈の国をはじめ、“こうあるべき”で歴史を語る儒教の国の特亜の主張をそのまま受けちゃあダメだ。
 司凍季が問い合わせたというのが、朝日新聞なところがすでに問題外だよw

 Wikipediaで司凍季を調べてみたが、やはり来歴がプロレタリア云々なんですな。さもありなん。
 ちょっと感想がズレてしまったが、本書の内容は解説ほど被虐史観に基いたものではないのでご安心を。

 【注1】どちらかと言うと、「女性に厳しく、とりわけ日本人に厳しい」のほうがしっくりくるw
消える上海レディ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 消える上海レディ (光文社文庫)より
4334715079
No.5
(3pt)

光文社版は、司凍季の解説が劣悪

<ネタバレ注意>
 女性雑誌記者島丘弓芙子を主役とした消えるシリーズ?第二弾。ただし前作に登場した吉敷竹史は、残念ながら本書に出てこない。構造的には、むしろ『高山殺人行1/2の女』に似ている。主人公の周りに起きる怪異が他人には認知されず、主人公は次第に現実と幻覚の区別に自信が持てなくなって、精神に不調を起こしてしまうという流れだ。
 もちろん最終的には、背後で犯罪が進行しており、犯人の恣意的な行動+偶然が“幻覚”の理由であることがわかる仕掛けだが、いかんせん素直には楽しめない。
 一応は理屈をつけられるにせよ、計画と偶然の積み重ねは少々キビシイ。奇抜な格好をしている“上海レディ”を客船内で見かけた目撃証言が皆無だというのは、稲村のフォローのおかげでAデッキの狭い空間への限定的な出現のみに抑え込められたお蔭かもしれないが、弓芙子の動きにも疑問が残る。アンタ記者なんだから不気味に感じたり怒りを覚えたりする前に、取材精神で素早く動きなさいよといったところか。雑誌で特集を組む記者にとって、特集に大いに関係のあるキャンギャルを“偶然”見かけたのだから、めちゃラッキーとばかりに取材にいくべきだろう(たとえ東京で自分にレンガを落とした疑惑があったとしても)。そのキャンギャルに、マネージャーもしくは雇い主の会社広報なりが同行していないこと自体も、立派な取材理由になる。

 前述の『高山殺人行1/2の女』以外にも、著者にはこのパターンの作品として『幽体離脱の女』があるが、主人公の視点人物がいずれも女性であることが、日本人に厳しく、とりわけ女性に厳しい著者の考えがよく出ている。【注1】

 執筆は作中時期とさほど変わらないと思うが、戦中から時間の止まったような街として何度も紹介される上海は、開放経済後の今日ではもはや消えてしまっただろう。残念である。

 ところで、本書の解説(司凍季)について。
 日中戦争での日本の罪を語りながら、饒舌になって従軍慰安婦問題まで語り始めるが、少なくとも従軍慰安婦問題に関しては、国が組織ぐるみで慰安婦を斡旋していた事実はない(あれば、指示/管理文書が残っている。ま、これも敗戦した時点で、ヤバい文書はすべて廃棄したのだというツッコミは可能ではある。個人の犯罪くらいならともかく、組織的な犯罪を痕跡まで消し去るのは不可能だと思うが……)。したがって、あとは私的な慰安婦斡旋業者が当時どんな対応をしていたのかという事歴を個別に検証するしかない。(その場合、女衒の側に占める朝鮮人の割合をしっかり検証が必要)
 もちろん1965年の日韓基本条約で、↓こうなっている↓ことを脇においての話だ。

「韓国は、日本の植民地支配による個人の未払い賃金を含む一切の対日請求権を放棄し、その代償として5億ドルの無償・有償協力資金(他に民間協力資金3億ドル)を受け取った。」

 朝鮮はまあいい。しかし当時も現代も、日本人は特亜との文化的な違いを意識しなさ過ぎる。
 古代から「和を以て尊しとす」でやってきた日本人が、つい性善説に傾いてしまうのはやむを得ない面もあるが、それでも、さすがにそろそろ学習してもよい。
 支那事変から大東亜戦争にかけて、チャイナに被害があったことは間違いないが、それだって、それこそ嘘吐きで他人を陥れることに巧みな文化を蓄積した特亜が、こってこてにデコレートした証言にすぎない。
 ついでながら、「チャイナの被害」の中には、日本人が虐殺された通州事件も入ってる。
 現代でも痴漢加害者に冤罪が多いという恐怖すべき一面もあるが、ましてや白髪三千丈の国をはじめ、“こうあるべき”で歴史を語る儒教の国の特亜の主張をそのまま受けちゃあダメだ。
 司凍季が問い合わせたというのが、朝日新聞なところがすでに問題外だよw

 Wikipediaで司凍季を調べてみたが、やはり来歴がプロレタリア云々なんですな。さもありなん。
 ちょっと感想がズレてしまったが、本書の内容は解説ほど被虐史観に基いたものではないのでご安心を。

 【注1】どちらかと言うと、「女性に厳しく、とりわけ日本人に厳しい」のほうがしっくりくるw
消える上海レディ (カドカワ ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 消える上海レディ (カドカワ ノベルズ)より
4047780022
No.4
(4pt)

出版社がらみの制約の中、この作品は生み出された

『島田荘司全集 V』のあとがきを読むと、この作品は、御茶ノ水の山の上ホテルで缶詰になって書いた、と書かれている。

その中で、当時、講談社→ミタライ、光文社→吉敷、というふうに張り付いていて、この角川では、別のキャラクタで書かなくてはならなかった(出版社を超えて主人公を持ち出せなかった)当時の島田荘司の苦労が感じられる。

そういった出版社がらみの制約の中、この作品は生み出されたのだ。

『消える上海レディ』は船の上で事件が起こる。これは、今も運行されている『鑑真号』(今は『新鑑真』だが)のことなのだが、アガサ・クリスティの『ナイルに死す』をイメージしてるのかな、と思ったら、そうでもない感じだ。

でも、様々な舞台で作品を書いてみたいという当時の気概が感じられる。むしろ作品の背景に感じ入ってしまう。
消える上海レディ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 消える上海レディ (角川文庫)より
4041682029
No.3
(4pt)

出版社がらみの制約の中、この作品は生み出された

『島田荘司全集 V』のあとがきを読むと、この作品は、御茶ノ水の山の上ホテルで缶詰になって書いた、と書かれている。

その中で、当時、講談社→ミタライ、光文社→吉敷、というふうに張り付いていて、この角川では、別のキャラクタで書かなくてはならなかった(出版社を超えて主人公を持ち出せなかった)当時の島田荘司の苦労が感じられる。

そういった出版社がらみの制約の中、この作品は生み出されたのだ。

『消える上海レディ』は船の上で事件が起こる。これは、今も運行されている『鑑真号』(今は『新鑑真』だが)のことなのだが、アガサ・クリスティの『ナイルに死す』をイメージしてるのかな、と思ったら、そうでもない感じだ。

でも、様々な舞台で作品を書いてみたいという当時の気概が感じられる。むしろ作品の背景に感じ入ってしまう。
消える上海レディ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 消える上海レディ (光文社文庫)より
4334715079

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